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キル『ねぇいやだよ…誰か……助けて』
『こっちへ来い!!』
キル『ヒッ!!いや!!離して……嫌だ…』
『おいお前達も手伝え!!機会の準備を!!』
『はい!!薬物の準備も出来ました』
白い服,薄暗い部屋。
人を括り付けるための実験台。
注射器に怪しい機械。
謎の男達。毎日繰り返される実験。
『固定できました!!スイッチを入れます!!』
その声とともに身体に走る強烈な痛み。
キル『うわあああああああああああああああ!!!!!!』
あの頃から何もかもがどうでもよくなっていった。
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キル「朝から嫌な夢…面倒くさい」
目覚めは最悪。思わず舌打ちが出る。
忘れた頃に思い出すってか。額には冷や汗。
忘れよう。
それが1番面倒くさくない。
ビルを観てみればもう人はいなくなっていた。
ビルの入口やその付近には数人いるもののこれくらいなら別に構わない。
能力とはつくづく便利だと思う。
キル「"俺の姿や気配は他人には分からない"」
このたった一言で全てがすむ。
キルは荷物を背負い堂々とビルへと歩いていく。
ビルの出入口で警備しているゴッツイおっさんどもの間を何食わぬ顔をして通り過ぎる。
キルの言霊で今キルは誰にも姿が見えていない。
キル「ほんと便利だよな…」
ビルの最上階が会議場所。
あまり下でもバレるし上でもバレる。
ちょうど真ん中くらいがいいか。
ついたはそこそこ綺麗ではあるが使ってないから汚い。正直寝泊りだけだし贅沢はない。
広い空間の1番端っこら辺にリュックを下ろす。
棚などがあるためもしエレベーターがここで止まっても俺は見えはしない。
ここでいいや。
あの夢のおかげで眠ない。
床の誇りを軽く払いその場に寝転ぶ。
横を向き小さく体を丸める。
今頃ヘッド達は何してんだろうな…。
マフラー返して欲しいな。…面倒くさ。
いつの間にキルは寝ていた。
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