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信じること。10
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ピピピ――
しかしそんな夢は目覚まし時計の機械的な音により終わりを迎えた。
アラームを止めた後もしばらく布団の中で夢の余韻に浸るようにウトウトしていると携帯にメッセージが届いたことを知らせる通知音が耳に入ってきた。
朝早くから誰だろうと思いながら画面を覗くとそこには``笹倉 颯斗``の表示があった。
「…颯斗さんからだ!」
『おはよう。
朝からメールするなんて迷惑かと思ったんだけど、どうしても我慢できなくて…笑
今日の夜楽しみにしてるよ。』
メールを開くとそう書いてあった。
早出で忙しい時間帯なはずなのに連絡してくれるなんて嬉しい…。
無意識のうちに俺の頬は緩み切っていた。
本当に夢じゃなかったんだな。
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