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「なぁ、ホントに大丈夫なのか???」
通常より何倍、いや、何百倍も心配性な圭介は快さんと別れてからずっとこんな感じだ。
そのせいか、すれ違いであったヤオさんにもクラスメイトにさえも疑問の目を向けられる。
目立つのが嫌いな俺にとっては災難だ。
「何度も言った……うるさい。」
不機嫌に声を漏らすと、やっと、不服そうだが黙りした。
「……サボる。」
「、え!?朝学まだなのに!?」
後ろから焦る圭介の声が聴こえたが関係ねぇ。
今日は全然少しもイライラしていなかったのに、注がれる視線のせいで、逃げる様に屋上に向かう。
途中で先生にすれ違ったが、何も言われない。
それも、俺の成績がいいからだと最近分かった。
これで悪かったら、すっげぇ怒られんだろうな……。
そんなこと考えながら、ふと空き教室の前で立ち止まる。
「いるかな。」
ガラガラ
ヤオさんが居ないか確認して理科準備室にこっそり入る。
今日は久々にここでサボろ。
ソファもあるし、毛布だってある。
屋上よりはサボり場所に最適なトコだ。
フカフカのソファにダイブし寝る準備をする。
「早く……。」
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