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過去6 黒子視点
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待ち合わせに来たのは、黄瀬くんのマネージャーでした。
そして、僕たちはいまなぜかスタジオにいました。
「いやぁ、助かったっす。みんな来てくれてありがとうっす」
「ありがとうじゃねぇよ! なんで俺らが雑誌に出なきゃいけねぇんだよ!」
「まったくなのだよ。今日は本当ならラッキーアイテム探しに行こうと思っていたのに」
文句を言う青峰くんと緑間くん。
それに、赤司君がいう。
「まぁ、いいじゃないか。この雑誌を見て、バスケに興味を持つ人が出てくるかもしれないだろう? まぁーー
ーー無能はいらないけどね」
赤司様の言うことはー、ゼッターイ!
「しかし、どうして黄瀬くんじゃなくてマネージャーさんが迎えに来たんですか?」
「あーそれが、ちょっとね」
「?」
苦笑する黄瀬くんは、マネージャーを見て、ため息をつきます。
「実は、面倒なことになってるんすよ」
「面倒なこと?」
「脅迫状が届いたんす」
その言葉に、控え室が凍った。
そしてーーーー、
「「「「「「えぇえええええええええええええええええええ!!!!!!????」」」」」」
声が響いた。
「どういうことなのだよ!」
「ちゃんと説明しやがれ!」
「そうだ言え、黄瀬!」
「黄瀬ちんマジで?」
「黄瀬くん本当ですか?」
「涼太、ちゃんと話してくれるね?」
全員に言い寄られ、黄瀬くんは狼狽える。
「ちょ、一斉に言わないで欲しいっす! ちゃんと説明するっすから!」
事情を聞くと、こういうことらしいです。
最近、なにかと身の回りで不幸なことが起こっていた。
→ある日、脅迫状が届く。
→モデルをやめろ。さもなくば殺す。という内容だった。
→なるべく外に出ないようにしているため、僕たちの迎えもマネージャーさんがやった。
「それってかなりやばいんじゃね?」
火神くんがそう言うと、青峰くんが「そうか?」と返す。
「ただの悪戯じゃね? 最近の不幸なんて、偶然だろ」
その言葉に、赤司くんは首を振る。
「いや、用心に越したことはないよ」
「大丈夫っすよ。用心棒ならもう頼んだし」
「用心棒、ですか?」
「そうっす。なんか横浜で有名なコンビ探偵らしいっす。用心棒兼探偵なんすよ。だから、大丈夫っす!」
「なら、いいんですが……」
本当に、大丈夫なんでしょうか?
不安が胸をしめていました。
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