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わかんないことがいっぱい
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あおくんが帰ってしまった。
ひとりぼっちになって、寂しさを感じる。
でも、同時に明日が楽しみで仕方がない。
早く明日にならないかな。
そう思っていたら、扉が開いた。
ひょっこりと顔を出したのはお母さんだった。
「あら、起きていたの?」
「お母さん、あのね」
しにがみさんにあったんだ。
そう言うとして僕は言葉に詰まった。
お迎えが来たんだよ、なんて。お母さんに言える筈がない。お友達が出来たよって言いたいけど、どう説明したらいいのかな。
「ふふ、なんだか良い事があったみたいね?」
言葉に困ってると、お母さんは笑った。
どうして僕の事が解るんだろう? 不思議。
でも、撫でてくれるおてては暖かくて……つめたいあおくんのおててを思い出した。
しんじゃうって、なんだろう。
あおくんみたいに、しにがみさんになるのかな?
解らないけど、あおくんみたいになるなら死んじゃっても怖くないように思えた。
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