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美しく残酷で儚き病 4 Byレトアブ
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雑な終わり方した前回の続きです。
あれ、これレトアブですよね?
はいそうです。
キヨアブ表現があります。
苦手な方は脳内で違う方に置き換えて頂いて(((
胸クソ悪いかもしれないです。
R18入ります。
いつも通りのガリソン元気やで。
それではどうぞ。
───────────────────────
〜あと6日〜(6日だけ長いとか言っちゃダメ。)
Ab side
ア「おまッ、今、なん、て…!?!?!?」
キ「いや、だから…綺麗だなっ、て」
ア「おま、え…」
ガシッ
ア「馬鹿なのか…!!」
キ「さらっと失礼じゃないっすか?」
いや馬鹿としか言いようがないじゃん!!
それとも目ぇ節穴ですか!!
キ「…触ってもいいっすか?」
ア「…え」
ずっとレトやんにしか許してこなかった
『触る』という行為
『大好きでしたよ、アブさん』
ア「…」
…それを守る意味も…
もう…無いか…
ア「…いいよ」
キ「…!!ありがとうございます」
そっと
背中をキヨくんの方に向ける
…ヒビが入ってるのを見たら
キヨくんまで
俺から離れるかもしれない
…それだけは、嫌だ
…お願いだから…
引かないで…
キ「…」
ツー
ア「うひゃ!?」
キ「…え」
突然背中を指で撫でられた時に出た
高い声
…これは、もう
ヒビとか花とかそれ以前の問題だろ…!!
キ「…アブさん」
ア「ちっ、違っ、今のはね!?!?!?」
キ「可愛い」
ア「……へ?」
キ「今の声、めっちゃ可愛かったです」
ア「………はぁ!?!?!?」
キ「もっかい、もっかいお願いします!!」
ア「嫌だよ馬鹿じゃねぇの!?!?!?」
キ「お願いしますぅううううぅうぅうぅうぅうぅぅううううぅうぅうぅうぅうぅ!!!!!」
ア「ざけんな!!!!!」
土下座をし始めるキヨくんとの会話に
自然と笑みがこぼれる
キ「…よかった」
ア「え?」
キ「俺、実は何も知らないでここに来たんじゃないんですよ」
ア「…は?」
それは
どういう
キ「…レトさんにずっと相談されてて…それが昨日突然もう相談乗らなくていいって連絡されて…絶対なんかあっただろコイツって」
ア「…レトやん…」
キ「そんで来てみたら背中にヒビ入ってっから…つい指でなぞっちゃって」
ア「そんなんで変な声出してごめんなさい」
キ「大丈夫です!!可愛かったんで!!」
ア「お黙り!!」
キ「ッははは!!…それで、本題に入るんですけど」
ア「…う、うん」
どうでもいいけど切り替えはえーなコイツ…
キ「1回ちゃんとアブさんの気持ちも含めて情報を吐き出して貰えません?」
ア「…は?」
キ「お願いします」
ア「…いや、いやいやいや、だって、レトやんに相談されてたって」
キ「アブさんの口から改めて全部聞きたいんです」
ア「…ッで、でも」
今
全部思い出して語るなんて
…そんなの、辛すぎる
キ「アブさんの役に立ちたいんです」
ア「…キヨくん…」
…こんなに
俺のために尽くそうとしてくれてる相手なら
…言うべきでもあるのか…
ア「…分かった、いいよ」
キ「…!!ありがとうございます!!」
ア「じゃあまずは────」
キ「…そんな事が…」
ア「…想像以上に暗い話だったでしょ」
話の途中で
やっぱり俺は泣いてしまった
…泣いたせいでなった鼻声も
レトやんを連想させて
あぁ、俺末期なんだなって
花が咲いた時よりも感じた
ア「…なんか、ごめんね!…泣いた上に、こんな話しちゃって…」
キ「大丈夫ですよ、俺が聞きたくて聞いたことですから」
ア「…そっか」
キ「というかそれよりも」
ドサッ
ア「…ッ!?」
キ「…レトさんに対する怒りの方が強いです」
…え、何これ
…あーそっかぁーアブさんイケメンだから
男にもやっぱモテ
ア「えぇええええええぇえぇぇえぇえぇええええええぇえぇえぇえぇぇぇぇえぇ!?!?!?」
キ「どうしたんですかアブさん、まだ押し倒しただけですよ?」
ア「「まだ」とか「だけ」とかお前馬鹿なのアホなの死ぬの!?!?!?」
キ「えーだってこれからレトさんに振られたアブさんに慰めせっく」
ア「あぁあああぁぁぁぁあぁあぁあぁあぁああああああああ!!!!!」
キ「…いいじゃん別にー」
ア「良くない!!」
ピッ
『花が咲いたのはいつくらいからなんですか?』
ア「…は…?」
『えーと…もう1ヶ月くらい前かな』
『…てことは、その時からアブさんは悩んでたんですか!?』
何だ、これ
『まぁ…でも、今よりは悩んでなかったよ』
さっき俺がキヨくんに話した内容が
『…大好きでしたよ、アブさん、って…こっちの意見も聞かないで吐き捨てて帰ったよ』
全部
『俺もレトやんの事、ちゃんと…凄く好きだったんだけどなぁ…』
全部
『…なんで俺だけ、こんな目に…』
全部
『もっとちゃんと…愛されたい』
機械越しに流れてくる
ピッ
キ「…これ」
キヨくんは
レコーダーのようなものを俺の目の前に持ってきて
不敵な笑みを浮かべた
キ「世間にバラされたら…大変ですねぇ…?」
ア「…ッ!!お前!!」
キ「ッと、あっぶね…」
押し倒された状態で
手も足も出ない
…マズい…
キ「これ…流されたくなかったら…アブさん…分かってますよねぇ…?」
ア「…ッ」
…最悪だ…
ア「ッゔ、は、ぁッ」
キ「ッはは、サイコー…好きでもない奴にケツ弄られてんのに勃ってる…」
ア「ひぁッ!?や、だ、前と後ろ、同時は…!!」
キ「同時は、なんです?」
完璧である事を僻まれ
ほぼ必ず命を落とす程の病にかかり
好きな人には振られ
弱みを握られて
好きでもない奴に自分の体を好き勝手されて
俺の人生はなんだっていうんだ
…こんな事になるくらいなら
生まれてこなきゃよかった
キ「こんな時に…考え事ですか…?」
ア「…!!ち、が」
キ「お仕置き、ですね」
ギュッ
ア「いッ…!?な、にして!!」
キ「後ろだけで空イキしてくださいよ」
ア「…は…!?無理に決まって!!」
キ「…コレ」
ア「…ッ」
ゆらゆらと目の前で揺らされるレコーダー
…不意をついてでも取りたいけど
そんな事をしたら
相手が何するか分かったもんじゃない
ア「…はやく…しろよ…」
キ「分かってますって」
ア「ん゙っ、ぅ゙…!?」
突然指の動きを早められて
声を抑えられない
…ダメだ、耐えられない
だってすごく
きもちいい
ア「ふ、ああぁッ!!や、ッんあっ、あぅッ…!!」
キ「…エッロ…」
喉の奥から込み上げてくる嬌声
…嫌だ
こんなの俺じゃない
こんな声、レトやんに聞かれたら…!!
キ「聞かせてあげましょうか」
ア「…は?」
キ「アブさんが…後ろだけで…好きでもない奴に弄られて空イキする、すっごくエロい声」
ア「…嘘、でしょ」
キ「まぁ、淫乱なアブさんなら…簡単にイッちゃいますよね…?」
ア「それだけは…!!」
キ「レトさんに聞かれながら、いい子で空イキしましょうね〜、淫乱アブさん?」
ア「や、め!!」
抵抗しても嫌がっても
キヨくんはやめてくれない
片手で俺の弱い所を責めながら
もう片方の手でスマホに手をかけ
やがて
プルルルルルルルッ
接続中のコールを鳴らした
ア「ッやだ、切れよ!!」
キ「は?」
ゴリュ
ア「ひゔんッ!?」
キ「大人しく待っててください、レトさんならもうすぐ…」
出るな、出るな…!!!!!
プツッ
キ「…ほら、出た」
ア「…ッ!!」
レ『…もしもし』
Episode4 end
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