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△智side/あとがき。
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△
その後、仁さんも合流してのファミレスでのプチ食事会になった。
拓真と奏多さんと榎木さんは高校の同級生で一緒に会社を興してるメンバーらしいとここで初めて知り、詳しい仕事の内容を聞いたら…
「技術開発の提供。」
と、拓真はコーヒーを飲みながら短く言った。
話しても俺には分かんないと思ったんだろうからの短い言葉。
だけどきっと、二人きりの時にちゃんと分かりやすく説明してくれるだろうから今はそれでOK。
そして仁さんは、と言うと。
中学・高校時代この辺りで知らない人はいない…ってくらい有名なワルイ方だったらしい。
拓真とは気が合って結構つるんでいたみたい。
俺の知らないみんなの関係が……とても羨ましかった。
「智ちゃんは?拓真と付き合ってどんくらいなの?」
パスタを口に運びながら奏多さんが言い榎木さんはカツ丼を食べながら興味あり気に俺を見た。
「ええっと……付き合い始めたのは今月の始めくらいです。」
「「えっ!?」」
声を揃え、二人は驚いた顔を同時に拓真に向けた。
当の拓真は注文したB.L.Tサンドを一口かじり涼しい顔してコーヒーを飲んでいる。
「…二人共、すんごい落ち着いてるからもう何年もいるのかと!」
「俺もそう思った!」
大きな瞳を見開いて奏多さんが言い隣りの榎木さんも目を丸くして興奮気味にそう言った。
俺は…苦笑い。
付き合って日は浅いけど一緒にいる時間もセックスの回数も半端ないからね。
実際、たまにだけどもう何年も一緒にいるみたいに思う時もあるし。
「奏多、七味取って。」
Uの字になってるソファの真ん中に座わり、天ぷらうどんを食べてる仁さんがそう言い七味に一番近い俺は慌ててそれを手渡す。
「ありがとう智ちゃん。」
そう言った仁さんは俺の手ごと七味をやんわりと握った。
「仁さん。」
「お兄!」
拓真と奏多さんが同時に立ち上がって言う。
「手くらいイイだろ。」
「「良くない!」」
そしてまたもや二人同時に言い放つと仁さんは眉を少し上げてから楽しそうに笑って俺の手から七味を取った。
…このリアクション…
もしかして奏多さんは仁さんが好き?なのかな?
俺の隣りに座る拓真は不機嫌丸出しの顔でコーヒーをおかわりした。
◇◆◇◆◇◆◇
拓真の車に男五人で乗り込みたどり着いたのは榎木さんのマンション。
「じゃな拓真!またね智ちゃん!」
最初に降りたのは榎木さんで真ん中に乗っていた奏多さんが降り際に俺の顔を見て。
「じゃあ智ちゃん、今度遊ぼうね!」
奏多さんとはメアドの交換をしたので俺は笑顔で頷いた。
反対側のドアから出た仁さんが運転席の窓を叩くと拓真は外に出ていき数分後、戻ってきた。
キーのスロットルを回し車がゆっくりと走り出す。
前だけを見ているその横顔がキレイで…信号待ちで止まった時、シートベルトを外して俺は拓真の頬にキスをした。
「…今日はありがと。」
戻ろうとした俺の首に手を添えた拓真に引き寄せられ唇に触れるだけのキスをもらう。
「…危なっかしいヤツ。」
もう一度、キス。
「…たく…」
ププーッ!
後続車両からクラクションが鳴らされ焦った俺は拓真を押し退けようとするけど…もう、止まらない。
いつの間にかシートベルトを外していた拓真が助手席に身を乗り出し俺の座るシートを倒した。
軽い振動と共に倒れた上に拓真が覆い被さりキスをしてくる。
「ん…っ。」
唇の隙間から滑り込む舌が俺のを絡め取り…段々と深くなっていく。
頬から下りていく指が俺のアレをジーンズ越しに撫でた。
「…ン!」
唇を塞がれ声を上げる事も出来ずに拓真の指に追い詰められていく。
苦しくてキモチ良くて…拓真のシャツをキツく握った。
…すると。
絡んでいた舌が解けて唇が開放される。
身体を離し俺を見下ろす拓真の顔が…信号の光に照らされてか少し赤くなったように見えた。
「たく…こんな所で…?」
「…ヤる。」
ここは…交通量が少ないとはいえ普通に道路なんだよね。
車だって…“P”に入ってるけど…?
「…我慢できねぇ。」
そう言うなり俺のジーンズの前を開け下着ごとそれを下ろした。
「部屋に戻ったらちゃんとしてやるから。」
シートを後ろに下げ狭い車内を器用に移動して拓真が助手席に移動してくる。
そして自分のジーンズの前を開くと俺のソコを指先で開き…ゆっくりとナカに入ってきた。
「あぁ…ッ…!」
狭い車の中じゃ満足に動けず。
シートに仰向けの俺の左足は拓真の肩に掛けられ右足はギアの上へ。
とにかく…酷くイヤラシイ体勢になっている。
「ぁ…たく…ッ!」
でも…
いつもより密着しているからか拓真のが奥まで入っているから…
かなりキモチイイ。
「智…コーフンしてんの?スゲェ…溢れてんぜ?」
そう言って俺の先端を親指で弄る。
「ヤ…っ!」
「ヤじゃないだろ?…イイって言えよ。」
耳に注ぎ込まれる言葉は俺を辱める。
そして…
もっともっと際限なく俺を乱していく。
「あッ!い…イイ…。」
思わず出た言葉に顔が熱くなるのと同時に拓真が…イヤラシく笑った。
外は真っ暗なのに正面の信号機の光で車内は明るい。
俺達の声と荒い息遣いが響きこの狭い空間が二人だけの世界になる。
カチカチと続くハザードの電子音だけが唯一、現実を告げている。
「智…どうする?上にくるか?」
シャツに差し入れられた掌が俺の肌を撫でていく。
指先が突起に触れそこに爪を立てた。
「痛ッ!」
「…このままがイイ?」
俺は…黙って頷く。
「上の方が奥まで入るけど?」
左右に首を振る。
「このまま…もっと…ギュッとして?」
唇が塞がれ身体が軋む程に抱き締められた。
ナカを突き上げる拓真のがちょっと大きくなったのは…気のせい?
離れた唇を舐められ拓真を見上げる。
潤んだ視界が拓真のキレイな顔を一層イヤラシく見せた。
「とも…良過ぎ。」
「え…っ?」
「キモチ良くて…イキそうだ。」
珍しい。
いつもなら…拓真がイクまでの間に俺が何度もイかされるのに。
「拓真の方が…コーフン…してるんじゃ…ないの?」
そう言うと少し眉を寄せた拓真が俺のを軽く握り扱き出して。
「ムカツク。」
「ん、あ……あぁッ!」
巧みな指遣いに負けて俺は…あっけなくイかされてしまった。
「お前のナカが、キモチいいんだよ。」
ホントに…
わがままなんだから。
イかされた俺は尚も攻めてくる拓真にしがみつき次の波を待つ。
拓真と一緒に…キモチ良くなりたいんだ。
愛しい恋人の頬にキスをしてその細い身体にギュッとしがみついた。
‐END‐
――――――――
あとがきです。
今回のは結構長めですねι
新キャラ達も登場しました(^O^)
三人の関係はなかなか複雑なんです!
千秋兄弟と拓真の親友の榎木和文クン。
ちなみに…
千秋兄は仁(じん)
弟は奏多(そうた)と読みます!
結局バイトはダメになってしまいましたι
そしてこの話が、コラボ企画の拓真へのクリスマスプレゼントに続く訳です(^O^)
分かりにくいですかι
時間があるようでしたら、チラッとチェケラッチョして下さいませね☆☆
ここまで読んでいただきアリガトウゴザイマシタ!
m(_ _)m
気に入っていただけたら光栄です(^O^)
by.えりな
再up 2013. 5.30
再々up 2015.10.11
∞
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