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そばにいてください4
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「ごめんね。やっぱり落ち着かないのかな?」
「え? そんなことありませんが……」
「でも、青葉くん。なんだか──」
遮るように彼は「違います」と声を上げた。
眼鏡の奥のまつげがおびえているみたいに震えている。いまにも泣き出しそうだった。
「せ、先生……。あの……あの、じつは、渡したいものがあるんです。ずっと……、いつ渡そうかって、考えていて……」
「え?」
「昨日、変なことを言ってしまったので、そのおわびに──」
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