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番外編95ひと夜咲く純白の花の願い
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フワフワする…
楽しくて幸せな夢を見てる…。
赤い首輪を付けた僕。
繋がれたクサリが見えない霧の向こうに伸びている。
僕は、首輪を付けたまま、ニコニコと楽しいことの真っ最中。
修二を亀こう縛りで尿道攻めにして、華南にバックからガンガン攻めてもらって修二をアンアン言わせながら、むつ君に挿入させて、むつと修二をニャンニャンさせていじめる夢。
ふふふ♪
むつと修二は本当に可愛い。
本当に幸せそうにとろける。
華南は本当に2人が大好きだと囁く。
本当に気持ち良さそうな3人。
羨ましい
マキ「ん…?。あー…、良いところだったのに…」
楽しい夢から覚めてしまってガッカリした。
もうちょっとで、修二とむつと華南をイかせられたのに…。その後はむつを修二に突っ込ませてもうダメだってメロメロでとんじゃう修二に、華南が全身リップして至る所に跡つけて、それを僕が言葉攻めにして、終わっても鏡でそれ見たら勃っちゃうようにして楽しもうと思ったのに…。勿体無い…。
ゆっくり目を開けると、暖かい温もり、そこは百目鬼さんの腕の中だった。
マキ「ッ!!…」
百目鬼さんのドアップに驚いて心臓が跳ねあがる。バクバクと心臓が鳴って、慌てて息を止めた。
ビッ…クリしたぁ…。
いつも百目鬼さん先に起きてるから…
あれ?時間は?
部屋に差し込む光は弱い。見回そうにも、百目鬼さんの大きな腕が乗っかってて、動いたら起こしてしまいそう。
あっ、髭生えてきてる。
目の前の顎に、薄っすら生えてきてる。インフルエンザの時は見たけど、それ以外はいつも綺麗に仕度済ませてるから見る機会なかったな…。
仕度する前だから、前髪が降りてる。
お風呂とセックスの時の百目鬼さんの可愛らしい顔。
寝てるから、完全なリラックスモードのティーカッププードル♪、ふふふ♪可愛いいなぁ♪
可愛い寝顔を眺めていると、なんだか、ふと切ない気持ちになった。
あとどのくらい、こうしていられるかな?
嬉しさの中の不安。
手が届くまでは、届かないことで切なくて。
手が届いたら、今度はその手が離れることを恐れる。
忙しいなぁ…。
結局…
百目鬼さんの気持ちは聞けてない。
でも、百目鬼さんは僕のご主人様になると言った。
他の奴に触れさせたくない…、可愛いとも言ってくれた。
今はそれで十分じゃないか…。
出会いを考えれば不思議なことだ。
百目鬼さんの調べてたチンピラに絡まれて、そこを百目鬼さんに助けてもらった。
お礼をすると言って名刺を渡したら、先生と知り合いだって分かって、お礼にと修二の様子を伺うべくスパイの真似事をして、百目鬼さんと修二の間柄はなんとなく想像ついた。
修二と関わることで知り合って、修二を忘れさせてあげようとしたら、僕の方が忘れられなくなっちゃって…。再会した時はすごく驚いた、百目鬼さんは凄く迷惑そうな感じだったけど…。
今はこうして側にいる。
どんなにグルグル複雑に悩んでも、解決策は浮かばなくて、自分に問うんだ。
〝そんなに苦しいなら、諦めれば?〟
だけど自分の答えはいつも同じ
〝だって、苦しい以上に好きなんだ…〟
何かを望めば辛くなる、そばに居て笑い合えればそれでいい…
だってどんなに悩んでも、
どんなに苦しくても、
体だけでも…
例えペット扱いでも、
〝好きだ〟と言ってもらえなくても…
グルグル悩む中心はいつも
〝好きだ、そばに居たい〟
今は、それが叶ってる。
百目鬼さんは僕のご主人様になってくれると言った。
今の百目鬼さんは僕のこと嫌いじゃない。
出会った当初は印象最悪だったろう。ヘラヘラした淫乱の売り専。そんな得体の知れない僕に失恋現場を見られた百目鬼さんは、気分は地獄、最悪だったろう。
僕だったら死にたい。
あの時の百目鬼さんに何を言っても、僕の言葉は届かなかったろうし、〝好き〟だなんて、信じてもらえない。
迷い込んで今日まで一緒に過ごしてみて、百目鬼さんは僕を嫌いから可愛いと思ってもらえるようになった。
今は嫉妬してくれるまでに…。
今は〝好きだ〟と囁けば信じてくれる。
百目鬼さんの言葉も僕に真っ直ぐ届く。
お互い、含みながら話さなくなった…
間に、泉や修二が入ったのはあまり好ましくないけど……。だって何言ったか分かんないし、同情引くようなことは言って欲しくない。
修二の奴…百目鬼さんに何を吹き込んだ?
何を吹き込んだら百目鬼さんが僕のご主人様になるなんて妥協するんだ?
…。
これは、夢に出てきた尿道攻め決定だな…。
良からぬ企みを考えながら、目の前の百目鬼さんの寝顔を眺める。
静かに寝息を立てて眠ってる…
眉間には、シワを作り過ぎて跡がついてた。
クスクス笑いながら百目鬼さんに寄り添う。
これからのことを考えると、なんだか嬉しいような悲しいような…そんな曖昧な気持ちが胸に湧く。
なのに…
厚い胸板に抱かれてると…僕って奴はムラムラしてくる。おセンチなこと考えていたのに。
だってさっきっから百目鬼さんの立派なのが当たってて…、我慢できない。
性欲を我慢するって機能が無い僕は、布団の中に潜り込み、百目鬼さんの立派な朝立ちを美味しくいただく…。昨日大暴れした百目鬼Jrは、相変わらず立派で大きい♪
ペットだがらこういう起こし方もありだよね♪
パクんと咥えて舐め上げると、さらに大きくなって脈打つ。あん♪なんて可愛い百目鬼Jr♪
舐めて扱いて吸い上げてぺろぺろしてたら、百目鬼さんが起きた。
百目鬼「ぅ…はぁ…ん?…おあ!?何やってんだ!!」
マキ「あっ…んあんう♪」
百目鬼「咥えながら喋んな!くッ!…」
マキ「ご主人様のミルク溢れてきた♪」
百目鬼「アホ…ぅッ…ッキショ…」
無邪気な顔で喉まで咥えて扱くと、百目鬼さんが強制的な快感で眉間にシワを寄せながら歯を食いしばった。
この堪らないって顔が堪らない♪
反応に喜び、一生懸命ディープスローでご奉仕。百目鬼さんは低いかすれ声で吐息を漏らし、僕の口の中で絶頂を迎えた。
百目鬼「…くッ!!」
マキ「………ふふ♪、昨日いっぱい出したのに、今日も濃いミルクご馳走さまでしたニャン♪ご主人様♪」
僕を睨みつける百目鬼さんに、招き猫のポーズで可愛らしくご馳走様をした。
そんな僕を百目鬼さんはギラリと光る瞳で、乱暴にベッドに押し付けた。
百目鬼「ッの!、バカが誘ったのはそっちだからな!」
マキ「あッ…」
あれれ?
押し倒されて瞳を瞬く。
確かに僕のせいなんだけど…、いつの間にか獰猛な猛獣と化してた百目鬼さん。昨日はいくら煽ってもキレなかったのに…
あは♪朝から激しい予感♪
乱暴に唇に噛み付かれ、肩に噛み付かれながら、この行為が百目鬼さんの所有物だと主張してるようで甘美な痛みに酔いしれる。
甘い幸せな痛みはまた刻まれ、
僕をこの甘い海に溺れさせる……
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