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試練⑥
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湊さんは、「夏樹さんの好きにしてもらえ」と言った。
あれは、夏樹さんを満足させろ、と言う意味だろう。
湊さんには、夏樹さんを満足させろとは言われたが、俺も気持ちよくなっていいとは言われていない。
でも… でも…
その夏樹さんは、「一緒に気持ちよくなろう」と言った。
「力の抜いて、ただ感じていろ」と。
それが、夏樹さんの満足することなら、オレはこの人のすることに溺れてしまっても許されるのか?
いや、むしろ、そうするべきなのか?
そんな都合の良いことが、頭に浮かんでしまう。
どうすればいい?
もう、何が正解か分からない。
湊さんの言いつけには、背きたくない。
この感覚に、抵抗できる自信はない。
でも、湊さんの前で、他の男に欲情する姿を見られるのは嫌だ。
湊さんに、ため息をつかれるのは嫌だ。
湊さんに、嫌われたくない。
コウタは、襲ってくる快感に必死で抵抗した。
自分の中の理性のかけらを寄せ集めると、夏樹の指を振り払うように尻を大きく左右に振った。
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