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湊の朝③
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佑斗にされるがままになっていた昨夜の湊を思い出して、亨は胸がズキンと痛んで、拳をきつく握りしめた。
佑斗は、湊の反応など、全くおかまい無しで、ただただ自分の欲求を満たすためだけに、湊を使った。
あれはほとんど、自慰行為で、湊はそのための道具に過ぎなかった。
ああいうやり方を好むやつは少なからずいるが、亨は、そういう男に湊を使わせたことは一度も無かった。
夏樹や、亨のグループのほかのオーナーにも、例え躾であっても、ペットを物のように扱うやり方は絶対に許していない。
あんな扱いをされたことのない湊には、堪え難いほどの屈辱だったろう。
湊は佑斗の下で、生気を無くしたように、ほとんど表情を変えず、時々、目をぎゅっと閉じて息を吐き出しながら、佑斗の性処理を受け入れていた。
その姿は、このまま、もう目を開けなくなるのではないかと思うくらい、痛々しかった。
そして、佑斗が湊を解放すると、ベッドの上に仰向けで寝かされ、じっと天井を見つめたまま動かない湊を置いて、この部屋を出た。
佑斗を帰して客室に戻るとすぐに、この部屋の様子をモニターに繋いだのは、湊が心配で心配でしょうがなかったからだ。
できることなら、湊をこの手で抱きしめて温めてやりたいと思ったが、その役は夏樹に任せるしかなかった。
深く傷つけただろうと思う。
死にたいと思うくらい、苦しかったかもしれない。
たが、昨夜はそうするしかなかった。
湊を、きつく罰する必要があった。
そうしないと、湊を守ることができなくなる。
ああするしかなかった…。
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