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昨夜の出来事 ③
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欲しい物は全て、自分の力で手に入れてしまう和真にとって、いまさらプレゼントで欲しい物なんて無いかもしれない。
(でも、俺からも何かあげたいな)
自己満足だとしても、いつもしてもらってばかりの自分が、恋人に何かをしてあげられるかも、なんて思えば気持ちがワクワクした。
(その為にお金をどうにかしなくちゃ)
日頃渡されているカードを使えば、それこそ高級時計だって簡単に買える。
でもそれではいつもと何も変わらない。
どうしても和真に頼らないお金が欲しかった。
『何だ?』
亜樹の視線に気が付いた和真が、優しく言葉を促してくる。
だが、その問い掛けに亜樹は小さく笑って首を振った。
プレゼントに関しては、サプライズで渡すその時まで秘密だった。
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