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2 出会い
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って違う違う、イケメンに惑わされるな!神の思い通りになってるぞ!
「俺の名前をあんたは知ってるのに、俺があんたの名前知らないのはずるいだろ。そもそも俺の名前知ってるのも変な話だし。」
俺がむっとしたように言うと、王子(名前わかんねーからとりあえずあだ名)は先輩2人の写真をスマホで撮り、
「先輩方が純を襲ってる写真も、お二人の今の状態も写真として持っているので、今後変な気を起こさないようにお願いしますね。では。」
と冷めた顔で言い捨てると、俺の方にまたエロス全開の笑顔で振り向いた。
「そう、八雲隆太郎って聞き覚えない?」
「いや、そんな当然知ってるだろ感出されても知らないかな。」
そう俺が返すと、一瞬、ほんとに一瞬、悲しそうにした後、すぐに笑顔で
「えー、でも純は学年成績次席でしょ?俺が首席。そして、うちの学校は各学年のTOP2は必ず生徒会に入んないといけないじゃん。だから知ってたんだよ。」
へー八雲は首席なんだー、ずげえなぁ。
、、、うん、次席?
「、、、え?俺次席なの?まじで?は、え、生徒会ってウソだろ?全然聞いてないんだけど」
いやいやいや、どうしてそんなに重要なことを俺は知らないんだ?
そういうのって事前に知らされるもんだろ。
「合格通知来たあと家に電話来なかったの?そんとき、説明があったんだけど」
「電話、、、」
あー、俺全然家の電話出ないからなー。
留守電聞く前に引っ越してきたから、聞いてない可能性高いな。これからは電話に出よう。うん。
「ちなみに言うと今から生徒会役員会議あるから、俺たち出席しなきゃだよ。良かったね、いろんな意味で俺に会えて!」
またキラキラの笑顔だよ。そんな笑顔で会えてよかったとか、女の子イチコロだって。全く、王子スマイルはエロスの集合体だな、けしからん。
「って、今から会議?俺なんも用意してないけど。」
「いや多分自己紹介して、入学式の事前打ち合わせするだけだよ。俺もほぼ手ぶらで行くから、一緒に行こう、純。」
「あ、ああ。」
俺は流されるまま、八雲の後ろを着いて行った。
「「お、覚えてろよ!!」」
「「あ。」」
いや、古い捨て台詞だな。初めてその台詞言うやつ聞いたぞ。
先輩2人はよろよろと走っていった。
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