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3 生徒会
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ん?あれ、てか俺自分の役職知らないんだけど。どうしよう。なんかこれみんな最初っから知ってる感じじゃん。やばいな、さっき八雲にちゃんと聞いときゃよかった。
俺は隣に座る八雲の制服の裾をちょいちょいと引っ張った。
「ん?」
八雲が前を向いたまま体を俺の方に傾けた。
「俺の役職なに?」
「ああ、会計補佐だよ。言ってなかったね、ごめんごめん。」
そう言って俺の方をちらっと見てニコッと笑った。
近いな、エロス顔が。てか俺は他人に近づかれて気持ち悪いと思わないのって初なんじゃね?
俺はその事実に自分でびっくりした。
「おーいおふたりさん、次行っても大丈夫?」
会長に声をかけられて、俺は八雲をずっと見ていたことに気づいた。
「あ、ご、ごめんなさい!!」
「あ、すみません。もう大丈夫ですので、続けて下さい。」
八雲があたふたしてる俺の代わりに受け答えてくれた。
いや、うん、まあ、八雲がこんなエロス顔してるから悪いんだよな。この顔が至近距離にあってなんも思わない奴はこの世にいねえって。俺は悪くない。
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