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3 生徒会
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「じゃあ次はー、2年生だね!まずは書記!」
会長が視線を送った先にはこれまた顔が整った御二方。
1人は座った感じからして背が低いんだろう。童顔で周りにお花でも飛んでんじゃないかってくらい可愛い顔だけど、制服からして男の人。
もう1人はガタイが良くて、硬派な感じのイケメンさん。あれだな、新撰組の格好とかしたらまじかっこいいやつだわ。いや、別に俺コスプレの趣味ないんだけどね。
俺の生徒会イメージって悪いけど、陰キャか真面目くんの集まりなんだが、どうなってんだよ。神様の不公平さに恩恵受けた人間の集まりじゃん。
「はーい、僕だね!!」
声まで可愛いのか!!すげぇ!!!
「2年1組白井咲夜です!こう見えてもちゃんと今年で17歳だからね。1年生の2人ははじめましてだ!僕のことはさく先輩ってよんでね!はいじゃあ早速言ってみよう!せーの、さくせんぱーい」
俺はあまりの急テンポにバッと八雲を見た。
「さくせんぱーい」
言うんだ!言っちゃうんだ!!
これ俺言わないと空気読めてねぇじゃん。
「あれ、1人しか聞こえないぞー、2人でもう1回、さくせんぱーい」
「さ、「さくせんぱーい」」
俺は戸惑った感じで、八雲はもはやノリノリで腕を上げながら名前を呼んだ。
「うんうん、いいねぇ。先輩って響き。えへへ、じゃあよろしくねぇ。」
あ、嬉しそう。
これは先輩って呼ばれたかったってやつだな。凄いにやにやしてる。可愛い。
「さくが終わったから、次は会計!」
「さくと同じく2年1組長谷川京治だ。剣道部に所属している。よろしく頼む。」
「もー京ちゃん堅いよー、武士じゃん。」
「そうだよー、見た目も中身も堅物じゃあ感じ悪いよー。」
会長とさく先輩がブーブー言っている。
武士じゃんってのは、俺も八雲も吹き出しかけた。実際思ったもん。
「京治、2人がこう言い出したらキリがないわ、何か他のこと言いなさいよ。ほら、、、趣味とか?」
副会長もにやにやしながら長谷川先輩を促す。
「んん、そうか。そうだな。趣味は家で飼ってる猫のみーちゃんと遊ぶことと、最近はお菓子作りだな。マカロンが1番得意だ。」
「「「ぶふぉっ!」」」
長谷川先輩以外の先輩3人が全員ふいた。
「だめ、いつ聞いてもギャップがすごいよ京ちゃん。」
「京治はみーちゃんの写真をずっと休み時間見ているのよ。」
「京ちゃんの作ってくれるマカロン僕大好きなんだけどさ、僕が前あげたフリフリのエプロン使ってマカロン作ってると思うとさ。」
「くっ、、、、」
ダメだ、耐えろ八雲。ここで笑ったら先輩達の思うツボだ。
いや、すごい気になる。みーちゃんもマカロンもフリフリのエプロンも。
「あ、ほらこれだよー」
さく先輩がスマホの写真を俺達に見せる。
「「ぶふぉっ!」」
俺達は同時にふいた。
いやいやいや、フリフリってレベルじゃないじゃん!もはやプリ○ュアじゃん!それを武士のような先輩が!!無理だよ!!
「はー、笑った。うん、じゃあ京ちゃんはこれでOKだね。じゃあ次書記補佐」
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