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それから、部長に指示された藤堂さんから
会社の事や、他の部署のことまでいろんなことを聞いた
俺が配属になった営業部は、第1営業部と呼ばれているらしく、他の営業部で実績を積んで来たトップ達で成り立っていてとても重要なところで
実際に、俺を除いて1番年下の真斗は
2年前に配属されたばかりらしい
「あの子も、1年で移動だったから結構エリートって騒がれてたけどねえ
確かに、北岡は新人の頃から優秀だって噂だったから
顔も整っててモテてたしね」
それに比べて俺はというと、
藤堂さんに、コネなの?と聞かれたほど
新入社員で入ったのは異例らしい、、
特に思い当たる事も無いので俺にもよく分からない
「そういえば、北岡とは出身が一緒だったのよね?」
丁度いい時間で昼休憩になったので、藤堂さんに連れられいかにも女子が好きそうなカフェに来ていた。
「そうです」
意外に美味しいお洒落なランチプレートをパクパク食べる
「でも、その割にはなんかよそよそしく無い?
特に中島くんの方がなんか…」
名探偵の決め台詞のように、鋭い目線を向けてきて
的はずれでも無い、推理に少し動揺した
ーそんな風に思われてたなんて、しっかりしないと、
「ねえもしかして、実は北岡の事苦手とか?」
動揺を見破られたのか、探るように顔をみつめてくる
美人に見つめられるなんて光栄な事だが、
今回ばかりはちょっと遠慮したい気分だ。
「そんな訳ないじゃないですか
北岡さんとは4歳違いでしたけど、毎日お互いの家に行くほど仲良かったですよ !
ていうか、なんでそんな事聞くんですか 」
本当に子供の頃は仲良かった
高校でこの気持ちが、恋愛の好きと自覚した時も、
バレないように必死で、何より嫌われたくなくて、一緒に居ることが嬉しくて、ずっと真斗といたかった
「いや、今朝の中島くんの反応見て少し引っかかったというか……、、同じとこで働く訳だから知っておきたくて
仕事柄、相手の顔色で判断する事多いから深読みし過ぎたかも!
まあでも、私も同じ部署の先輩なんだから
困ったことが何でも気軽に相談してね! 」
北岡に嫌がらせされたら
あたしがボコボコにしてあげるから!
笑顔で恐ろしい内容をさらっという藤堂さん
さすがというか、、、少し怖いくらい
真斗にもそんな事思われてないよね…?
出来る限り2人きりは避けよう
今まで以上に気を付けないとーーー。
唐突に突っ込まれて、勝手に引き下がっていった話は
藤堂さんの次の話題によって、消えていった。
ーーーーーー
ー好きだった真斗と別れるキッカケになったあの日の事
全部、自分で仕出かした事なんだから
誰かに何を言われても文句なんか言えない。
言えるわけがない。
あの日とはーーー、
4年前。
真斗が初めて内定を貰った日
前祝をしようと家に泊まりに行った時だった。
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