アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
そこは居酒屋だけど、ちょっと小綺麗な雰囲気の
パーテーションだけで仕切られてるような所だった
『乾杯ー!!!!!』
「ぷはぁー!
やっぱ仕事終わりのビールは最高だな!」
グビグビ飲んでいる片瀬さんは、既に飲み干して
新しいビールを注文している。
「ほら!お前も遠慮なく飲めよ!中島!
北岡からお前が酒豪だって事は確認済みなんだから!
なっ!北岡!」
片瀬さんからの思わぬ情報に、藤堂さんが即座に食いつく
真斗とはあれ以来会うことはなく、もちろん飲みに行った事は無い。だから俺が普段どのくらい飲むのか知らないはずなのに、
「え、そうなの?
私飲める子には遠慮しないわよー」
さっそく藤堂さんに怪しい目線を送られる。
げ。と咄嗟に真斗を見ると、相変わらずニコニコしている
のが見えた
適当な事言うなよ…!
恨みも込めて、気付かれないように目の前に座るヤツを睨む
その間にも藤堂さんが、じゃんじゃん飲みなさい
と、飲み切ってもいないのに さらにビールを注がれる
うわ〜とこれから始まるであろう恐ろしい事が頭をチラつきながら、注がれたビールを見ていると
ちょいちょい、と横から合図が見えた
「中島、今日は諦めろ。藤堂に捕まったお終いだぞ、
あいつ、自分強いからって他のヤツにも同じ量飲ませようとして来るからな。そんで潰れるまで逃してくれないからな」
経験済みなのか、恐ろしい物を見るような顔で
隣の篠原さんが、こっそり助言してくれた、
うわぁ… 、 最悪だ。
これ、今日乗り切れるかな…
そんな不安と共に、意を決して注がれたビールを勢いよく飲み干した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 45