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「でも、相手は男だし…」
「俺も男なんだけど」
「…けどっ、真斗は男とか好きじゃないだろ」
言いながら握っている手に力が入った。
「男は別に好きじゃないけど、俺と怜衣は今付き合ってるよね?」
「それは、か、仮みたいなもんだし
ていうか、真斗だって他の女と俺には出来ないような事してんだろ。
だったら…っ、俺だって他の男としてようが関係ない」
「は?他の女って誰?
適当な事言ってんだったら怒るよ。」
「…は…っ、 昨日ホテルで女と会ってただろうが。」
そうだ、怒りたいのはこっちの方だ。
真斗は少し考えて、すぐに思い出したように「あー、あれか。」と言った。
さっきまで真剣に怒ってた顔が嘘見たいにクスクス笑っている。
訳がわからない。
「怜衣がどこで見たか知らないけど、あの人は俺が取引してる会社の社長の娘。ホテルのレストランで食事しただけ、社長と3人で。」
「で、でもあの時は2人だったし、エレベーター…」
「あのホテルの最上階にレストランあるの知らない?夜景が綺麗なの。娘が遅れてきたから、俺はロビーまで迎えに行っただけだけど?」
「え、あ、そう…なんだ…」
思っていた事と全然違うことをスラスラと説明されて、自分の勘違いと早とちりを思い知らされる。
分かってくれた?と言いながら俺を引き上げ、向かい合うように膝に乗せた。
「ちょ…っ!これ流石に恥ずかしい!」
降りようとするものの、腰をがっちり抑えられビクリともしない。
「怜衣は俺と付き合うの、仮とかお試しだとかさんざんゆ言って来たけど、その割に嫉妬してくれたんだ?」
「しっ…⁈ 違う!」
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