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首輪
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その子は僕に寄りかかって眠ってしまった
このままにしてはおけないし…
どこかこの子を連れて行ける場所は…
そう考えて連れて来た場所は
「路地裏から彼が出て来て眠ってしまったのですね」
「はい…」
ギルド、もといマスターのところだった
僕が獣人の子を連れて来た時は驚いていたけどギルドの奥にある部屋で眠ってしまった彼を寝かせてもらっていた
「あらあら、本当にこの子どこから来たのかしらっ」
彼を連れて来る時にアーリーさんと偶然会って運ぶのを手伝ってもらい、今ギルドにいるのは3人とこの子を入れて4人だけ
ほんと、彼はどこから来たんだろう?
「あれ?」
「どうしたんですか?マスター」
「いえ、彼がつけている首輪が…」
「首輪?」
僕は獣人の子の首輪を見てみる
確かに彼の首には大きいし、重そうではあるけどこれがどうしたんだろう?
「あらこれ、奴隷の首輪じゃない」
「ど、奴隷!?」
「えぇ、間違いないと思いますよ」
マスターもアーリーさんもこの首輪は奴隷の首輪だと言う
この世界には奴隷という制度があるのだろうか…
「けどこのご時世に奴隷なんて…」
「えぇ、奴隷制度はもう20年も前に禁止になっているはずですが…」
2人の話では奴隷制度はずいぶん前に禁止になっているらしい
じゃあなんでこんなものをつけてるんだろう…
「んっ…」
すると眠っていた彼が目を覚ました
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