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ロミオとジュリエット 5★
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わ、東郷さん、料理するの!?」
夕方、結がキッチンの入口で言った。
私は、白いギャルソンエプロンを巻き、大鍋を出している。
「パリのギャルソンみたいだね。」
結が、私のエプロンの裾を持って見ている。
「結は料理しないのかい?」
「食べるの専門です。笑」
「うまいもの食わせるから待っていろよ。」
我が家には、タイ移民のお手伝いさんとドイツ人庭師がいて毎回食事作りを手伝ってくれる。
ブラオミュンヘンの選手たちは計3人で、結を入れるとこの日の客は4人だ。
パスタ、ローストビーフ、サラダを次々に作って行く。
コックを雇っても良いのだが、私が監督する上で栄養学を学んだのと、元来料理好きなのもあって苦ではない。
ドイツ人は通常夜でも調理せず、パンとハム、チーズなどの冷たい食事を取る。
しかし、特に冬、選手たちにとって体を冷やす食事はどうかと私は監督として疑問を持った。
結と若い選手たちに食事を用意し、リビングは夜更けても賑やかだった。
結も楽しそうだった。
結は、フランスに住んでいるので、フランス語と英語を理解する。
結と同年代のドイツ選手たちは英語がわかるのでコミュニケーションは問題ない。
「いい加減、寝ろよ。選手は体が命だ。」選手たちを切り上げさせ、私も立ち上がった。
そして、私は結を見た。
「おいで、結。」
「はい・・・。」結が、”初夜”を前にそわそわしてるのがわかる。
「風呂はそこの通路の突き当りだ。使い方はお手伝いのジップが教えてくれる。」
私は、ジップと言う名のタイ人の女性に合図した。
「バスルームにはカギをかけてくれ。あいつらが覗くと大変だから。」
覗くと言われて、結は、びっくりしたような顔をした。
お手伝いのジップが私に言った。
「旦那様、ユウ(結)様のベットルームはどこにセッティングしたらよろしいですか?」
結が、ドキっとしたような顔した。
「結の寝室は、”3階”、この上だ。」私は真上を指さした。
ジップは、それが何を意味するか分かったようだ。
ダイニングルームの真上は、”私の寝室”だ。
ジップは、口が固い。だからうちで働いてもらっている。
マスコミに向けてベラベラしゃべるような人間ではない。
結の使った後、私もバスルームを使う。
濡れた髪をタオルで拭きながら、バスルームから出る。
ふと思いたって、私は、脱衣場に戻り、ラックから新しい”薄緑色のバスタオル”を取った。
それを持って、結の待つ、3階の寝室に上がって行った。
結は、窓の扉を開けたまま夜空を眺めていた。
「あれ、天の川でしょ?初めて見たかも。」
「パリでは見えないかい。東京じゃ無理だな。でも、見えなくても暗い夜空の上にある。」
「そうか、あるんだね。」
「風邪をひく。こっちへおいで。」この辺りは標高が800mくらいあるので秋口でも夜から朝にかけては10℃くらいまで気温が下がる。
私は結のそばに行き、後ろから窓の扉を閉め、そのまま彼を後ろから抱いた。
まだ濡れている柔らかい髪の毛にキスをすると、いい香りがした。
向かい合って、私は顔を傾け、結の唇にそっと唇を重ねた。
結と私では、だいぶ体格差がある。
抱き上げて、ベットに結を横たえた。
室内履きを脱がす。室内でも靴の生活だが、ゆったりした室内履きをジップが用意したのだろう。
「あっ!」のしかかられて結は声を上げる。
「こんなに着込んで。」
ガウンの固い結び目を解くと、結はパジャマの中にアンダーウェアまで着ている。
結の頬、首、胸に手で撫でるように触れる。
「明かりを消して…。」
照明を落としてやる。
着衣の上から胸を触ると、鍛えた体の豊かな胸筋が掴めた。
「ん・・・。」
彼に口づけをしながら、ガウンをはだけ、パジャマのボタンを外していく。
アンダーウェアを胸までまくり上げると、白い陶器のような肌と乳首が現れる。
右の乳首を口に含み吸い上げる。
「ああっ!」
結はとっさに手のひらで口を押さえた。自分の上げた声に驚いたようだった。
豊かな胸筋の谷間を右から左へ唇でたどる。
もう片方の乳首も吸ってやる。
「あっっ…。」
濡れた乳首をざらついた指の腹でこする。
「んんっ!」
結の背中が、弓のようにしなる。
みぞおち、へそ、その下へとキスしていく。
パジャマを下ろした時、バレエで鍛えられた細く美しい筋肉が現れた。
サッカー選手のような盛り上がる筋肉ではなく、細長い筋肉だ。
しなやかで柔らかい動きを長時間支える筋肉に、私は見とれた。
体毛の薄い足にも口づけ、足首を取って足の甲にも口づけた。
バレエダンサーらしく、筋骨の発達した足先だ。
白い足の指を口に含むと、結の手がシーツを掴んだ。
下着に手をかけると、結は腰をひかせて逃げようとする。
逃げるのを引き戻し、下着を下げるとまた逃げた。
両足首を掴み、片足首に下着を引っかかったままの状態で、グイっと左右に大きく広げた。
「いやっ!見ないで!」
結はとっさに手で秘部を覆い隠す。
「手をどけて。」
なだめるようにキスし、結の下着を足から抜き取ると椅子に投げる。
私も、バスローブを脱いだ。
薄暗い中でもわかる鋼のような肉体のシルエットに、結は驚いたようだ。
お互い一糸まとわぬ姿で、私は結の上に体を重ねた。
裸でじかに感じる私の重みに、結が震えたのがわかる。
唇を重ね、舌を入れ絡める。
結の柔らかく細い舌が、結の口の中で逃げ惑う。
秘部を隠す結の手を剥がし、見ないようにして細身の前を手で包みさすってやる。
しばらく愛撫すると、結が声を押し殺して1回行った。
下着を取られていきなり足を開かされたことに、結はショックを受けたようだ。
今度は、添い寝してやるようにして、東郷は結の手に東郷自身を触れさせた。
驚いて、ビクっと手を引っ込める。
おそらく、結は、自分以外の男のそれに初めて触ったのだろう。
不安と期待を想起しているのか、自分の物との”違い”に驚いているのかもしれない。
もう一度、触れさせる。
「これを、君の”中に”受け入れられるようにするから。」
「えっ?!」
いくらねんねでも、それくらいの知識はあるだろうと高をくくっていたが、甘かった。
恋愛経験が無いのに妙に積極的なのは、要は”知らないから”と言うことなのだ。
「あっ!何??」
足を広かせ、更に奥にある蕾の位置を確認する。
薄暗い部屋の中で、そこは何者も拒絶して口をつぐんでいる。
指で広げようにも、固く襞が閉じていて容易には開かない。
「いやだっ!いやだ、こんな・・・。」
前を愛撫しながら、奥に薬指を押し当てトントンと軽く触れてやる。
次第に、触れる時間を延ばし、指の腹で丸く撫でるように愛撫した。
まだ誰も押し入ったことのない柔らかく吸い付くような感触を楽しんだ。
「あっ・・・。」
硬い蕾の花弁を指で広げて、入口に小指の先を潜り込ませる。
「んんっ!・・・。」結が眉をしかめた。
小指を引き抜き、今度は人差し指の指の腹を上に向けて、ゆっくりと結の中が奥へ続く方向へ、形を確かめながら指を入れて行く。
本来腹側の奥の当たりに、男性の感じる所があるのだが、今夜の結はそれ所ではないだろう。
人差し指を根元まで入れた所で、結が声を上げる。
「いやっ、いやっ、痛い。」
さて、どうしたものか。
指2本いや、完全に挿入するには、指3本分くらい入らないと無理だろう。
結から指を抜き、体勢を変え、東郷は結の大事な部分に顔を伏せた。
「え?!ああっ!!いやぁ!」
結は、体内に入って来たのが東郷の舌だと分かり激しく動揺した。
足の間にある私の髪を掴んではがそうとする。
私も、結を離すまいと、結の尻を鷲掴んで舌を更に深く入れる。
「いやぁ、こんなのって…!ひどい・・・」
硬い蕾を1時間くらいかけて、ゆっくりゆっくり開かせる。
「もういや・・・許して・・・。痛いっ。」
指をどうにか1本入れ、2本を入れようと試みた。
最初、襞が切れ破れる時が、一番痛いのだ。
ならば、指ではなく、可哀想でも時間をかけずに奥まで挿入した方が良い。
「結、腰を、”ここ”を楽にしていて。私を欲しいと思っていてくれ。」
結の両足を押し上げるように左右に押し開いた。
「嫌だ、こんな恰好!」
「こうしないと上手く行かないんだ。」
初めての結は、入口の位置が確認しやすく、足を開き自然に蕾が開くスタイルが最も痛みが少ない。
他のスタイルは、”初めて”には向かない。
結の腰の下に、先ほど脱衣場から持って来たバスタオルを敷いた。
わずかに腰が上がり、インサートしやすい。
結の襞を指で開いて、固い自分の先端を押し当てた。
弾力に押し返される。
それを更に、強く押し入る。ゆっくりと‥侵入した。
「あああああっ!!ひいっっ!!!」
初めての場所を押し破られた時、結は大きな悲鳴を上げた。
プツっ、と切れたような感覚を結も東郷も感じた。
結のそこが、ミリミリときしむような音がする。
しばらく動かずにいてやり、痛みに耐えているその顔に見入った。
結は胸を喘がせ、小さく震えていた。
震えが、結の”中”に挿入した自分の器官を通して感じる。
男性同士の行為の難しさでもあるが、
どんなに慣らしても、やはり最初はかなり痛いのだ。
「んっ…んっ・・・。」
結が仰向けのまま、こぶしをぎゅっと握り締める。
「結・・・。」
キスをして、優しくゆっくり動き出す。
結の中の形と平行にゆっくり、東郷は自分のものを挿入した。
「痛い、動かないで!いやっっ・・・。」
「結・・・、結・・・。」
東郷は、足を大きく広げられている結に差し込んだ自分をわずかにスライドさせる。
ゆっくり少し引いて、またゆっくり少し奥まで入れるのを繰り返した。
「いやっ!いやっ!痛いっ…。」
結の声が涙声になった。小さく狭い、結の”中”がきしんでいる。
「嫌なら、やめるよ…、結…。」
私は、今夜無理に、結の中に自分の欲望を出すつもりはなかった。
結は、痛みと恥ずかしさ、怖さであきらかに動揺している。
初めての経験で、恐怖心を植え付けたくない。
今夜はここで終了させよう。
私自身を引き抜いて、結を楽にさせてあげようと身体を引こうとした時、
結が、握りしめたこぶしを自ら開き、手首を握っていた私の指に五指を絡めて、ぎゅっと握って来た。
白く綺麗な五指で、手の甲に爪跡が立つほど強く握られる。
「結?」
結は何も言わなかった。言えなかったのだろう。
歯をかみしめ、ただじっと耐え、私の手を痛いほど握りしめていた。
「結…、いいのか?
結っ…結…、私たちは‥‥結ばれよう…。」
私は再び狭くきつい結の中に、抽挿を繰り返しながら奥へ入って行った。
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