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それぞれの熱い夜
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「ぷぎゃーーーーーーーーーーー!!!!」
その日、トンプソン様のお部屋から悲鳴が聞こえた。
隣の部屋のお客様からの電話を受けて、慌てて伺う。
「うにゃーーーーーッ!!うにゃ!うにゃ!うぎゃーーーーーーーッ!!」
何をやっとるんじゃ。
意を決して、部屋のインターフォンを鳴らした。
程なくして、自前のものだろう、バスローブを着たトンプソン様が出てきた。
「フロント係の前田と申します。」
「何?」
「先程から悲鳴のようなものが聞こえると他のお客様から賜わっておりますが、何かございましたでしょうか?」
そう言うと申し訳無さそうに頭を下げられた。
「アト少シデ終ワルカラ、声ヲダサナイヨウ注意シテオクヨ。」
何が少しで終わるのか不明だが、静かにしてくださると言うことであれば構わない。
お辞儀をして立ち去った。
「ぷぎゃーーーーーーーーーーー!!!!」
うん、出来てないぞ。トンプソン様。
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