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40 後日談
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あの日、大輔さんのお家に押しかけて、告白した日。
幸せで幸せで、小夜さんへの返事を忘れていた。
思い出したのは、3日後。
『明けましておめでとうございます。今年から同級生になるね(^ ^)どうぞよろしくお願いします。』
『明けましておめでとうございます!お返事遅れてごめんなさい!!4月からの学校が凄く楽しみだよ。お兄ちゃんと一緒に勉強するの楽しみにしてるね。』
『元気そうで良かった!』
『うん!俺、好きな人が出来たんだ!お付き合い はじめたの。』
『良かったね!!』
『お兄ちゃん、先輩として色々教えてね(〃ω〃)』
『おれで分かることなら!』
ふふ、これで怖くない。
はじめてのセックスってどんなだったんだろ?
今度ゆっくり教えて貰わなきゃ。
大輔さんと、ずーっと一緒にいたいから。
俺も努力するんだもん。
「ただいまー。」
「お帰りなさい!」
今日は成人式のお客様だけの特別な日なんだって。
「疲れた。充電させて。」
「はい、どうぞ。」
ギュッと抱き合って、おれ、幸せ!
「今日はね、アジフライだよ。」
「お、いいね。光太郎はソース派?」
「俺、醤油派!」
「俺も。」
ちょっとずつ色んなことを知っていく。
それが凄く楽しくて嬉しい。
「海苔は味付け海苔がいい。」
「うそ、味無しが美味しいんだよ?」
「生意気言って。」
ふふ、額をデコピンされるのも好き。
大輔さんなら、何されても大丈夫!
「今日、ババ抜きしようよ。」
「2人しかいないのに?」
だから面白いんじゃん!
「絶対、俺が勝つね。」
「違うもん、俺だもんっ。」
些細な会話が楽しい。
「じゃあ賭けよう。光太郎が勝ったら俺からキス10回。俺が勝ったら、お前からのキス10回。」
「それ、勝負する意味あるの?」
どっちも好き。
「あるよ、お前からキスされんの好きだからね。負けらんないよ。」
この年上の恋人は、口は悪いけど実はロマンチストなんじゃないかと思っている。
だってね。
「お前は俺の太陽だ。」
ほら、こんなこと言ってくれるんだもん。
「大輔さんが、俺の太陽だよ。」
大好きで大好きで堪らない。
この人と出逢えて良かった。
「だーいすき。」
「俺も。」
これからも、ずっと大事にするからね。
いつまでも一緒にいようね。
ね、ダーリン。
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