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メッセージ 1
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おれと大輔さんとのやりとりは、LINEでのやりとりが多い。
声を聴きたいとか、顔を見たいとか気持ちもあるけど、大輔さんは大人で、社長さんで、美容師さんしてて、たぶんとっても忙しい。
ちょっとだけ気になって、学校終わりにマッサージとネイルのサロンに行ってみた。
うん、女の子ばっかり。
入り口がネイルになっているから、男子は入りづらいんだよね。
でも、オイルマッサージに興味があった。
エステサロンっていうわけじゃないから、おれが行ってもいいよね?
大輔さんから愛してもらうのに、つるつるのお肌で居たいなって思ったんだ。
たぶん、リンパとか流してくれて、たぶんだけど、新陳代謝が良くなって、たぶん!お肌も綺麗になるよね?
『いまからシャロンでオイルマッサージをしてもらおうと思います。』
メッセージを送ってから受付をした。
「はじめてなんですけど。」
受付で名前を書いて会員カードを作った。
今日は全身アロマ60分で、つやつやになるつもり。
手前の待合で待っていると、店に電話が入った。
「お電話ありがとうございます。シャロンで御座います。」
受付にいた綺麗なお姉さんが困った顔をしている。
「はい、お待ちください。」
お姉さんが電話を持って近づいてきて、しゃがみこんだ。
「財津様にお電話です。」
渡された電話を耳に当てた瞬間、怒鳴られた。
『お前、すぐ家に来い!!』
「え?」
大輔さんからの電話。
目をぱちくりさせていると一方的に電話が切れた。
お姉さんに電話を返すと、深々とお辞儀した。
「ごめんなさい、急用ができたのでマッサージ取り消しお願いします。」
「もちろんです。オーナーによろしくお伝えくださいね。」
「はい。」
お店を出て、大輔さんの部屋に向かった。
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