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安心安全な性行為+
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不思議道具 兄視点
***
弟の大智と距離が出来たのはいつの頃からだっただろう。
口を開けば「お兄ちゃん」だった大智が気付けば素気なくなっていて、友達を連れて来る度にウザったそうな視線だけ寄越して、あんまりオレとは喋らなくなった事、心の何処かでは気にしてたらしい。
「…?」
「どうしたの?」
その日、彼女の車で行為に及ぼうとした瞬間、誰かにケツを触られた。振り返るが誰もいない。彼女の手も自分の服を脱ぐために両腕とも添えてある。
「誰かいた?親帰って来ないんじゃないの?」
「…帰っては来ないけど…」
家には大智がいるかもしれない。居たところで駐車場の車ん中を覗けるはずも無いけど。まだ下着も降ろしてない着衣のオレを無視して素肌に何か触れる。
「……ひゃっ…!」
「え?何?なんなの?冗談やめてよ、アタシ怖い系無理なんだから」
情けない声をあげたオレを見て彼女が訝しむ。怖がらせる気は毛頭ない。毛頭ないけど……何かおかしい。
「ご、ごめん、今日は無理かも」
「はあ!?何テキトーな事言って…」
「何か…変なカンジがする……誰かいるような…」
ドスン、とケツに痛みが走って気付けば外で尻餅をついていた。突き飛ばした彼女が鬼の形相でこっちを見ている。
「断るにしても言い方とタイミングがあるだろ、死ね!」
服も半分脱ぎかけのまま彼女は力任せに扉を閉めるとアクセル全開で去って行く。おっぱい大きかったのに勿体ない。……じゃなくて!
「ただいま!大智、塩持ってきて!」
帰宅するなり開口一番そう言ったが返事はない。玄関には大智のスニーカーだけがある。帰って来てはいるようだが気付いてないのか返事をしたくないのか塩を持ってきてはくれなさそうだ。仕方ないので自分で台所に行って食塩を振りかけた。
「返事くらいしろよな…」
まだ22時だし就寝には早い。どうせ聞こえないフリでもしてるんだろう。ヤれなかったモヤモヤ感が今になって表れて大智への怒りに変換されていく。
「無視とか小学生かっての!」
何か文句のひとつでも言ってやろうと二階にあがった瞬間、それはまた始まった。
(………ケツが、変…)
治ったと思ったのに大智の事を考えていたらまたケツに違和感が走った。今度はしっかりと手のひらを感じる。触られてる。
「……っ、」
大智の部屋から明かりが漏れているのを分かっていながら慌てて自室に引っ込んだ。扉に鍵を掛ける。が、ケツへの違和感は遮断されるどころか鮮明になっていく。完全にここれは揉みしだかれている。それどころかケツを左右に開いてケツ穴を拡げてきた。あるはずも無い視線にケツ穴が晒されているようで思わず背後を振り返る。
「…っ、ぁ…なん、で………ンおッ♡」
服で隠れている筈のケツ穴に濡れた熱い物が入り込む。クリクリと縦横無尽に動かされて初めてそれが舌である事が解った。誰もいない筈の背後からケツ穴を舐められている。
「っ、ぉ、ほ……ッ、なん、でぇ…?!、ケツ舐め……やめっ、きたな…ぃィ♡♡」
辞めさせようと背後に手を回すが空振りに終わるだけ。抵抗しても舌はいい角度で気持ち善いところを掠めて膝の力を奪う。女の子たちにも舐められた事はあるが、正直こんな気持ち善いのは初めてだ。
「舐めんな……、ぁッ♡指も駄目♡♡クリクリ嫌だぁっ、あひッ!?ぁ"♡だめぇ…っ、そこぉ"…っ♡♡」
長い指の腹で痼の部分を擦られて下っ腹がゾクゾクと震えた。汚い声が自然と漏れる。多分これは前立腺だ。女の子たちが言ってたっけ。男にもGスポみたいな気持ち善くなる場所があるって。多分これがそうだけど、こんな聞くに勝る気持ち善さとは聞いていない。
「あ"っ、むり"ッ♡前立腺こすんないで…ぇっ"、お"ぉ"ッ♡♡」
こっちの言い分をひとつも聞かずに前立腺をコリコリされて思わず指を力いっぱい締め付けた。前立腺の刺激に下っ腹がビクビクしてる。ちんぽもいつの間にか勃ち上がってチノパンがテントを張っていた。ヤバい。このまま続けられたらイク。
(……止まった)
そう安心した瞬間、尻たぶに鋭い痛みが走った。
「あっ?!い"っ……!たッ……ぁ"♡お…っ、おしり叩かれて…るぅ"っ?!♡♡」
指を締め付けた罰と言わんばかりにいい音で尻たぶが叩かれている。まるで子供が粗相した時の扱い方で恥ずかしさが止まらない。尻たぶを真っ赤にしながら頑張ってケツ穴を緩めると平手がピタリと止んだ。こんな理不尽があって良いのか。ジンジンと痛む尻たぶに何か触れた。ちゅっ、と吸い付かれる感触。
(………キス………されてる)
オレの身体は一体どうしてしまったんだろう。訳の分からない透明人間に無体を強いられていると言うのに、ちんぽが全然萎えない。それどころかキスされただけで反応して身体が熱くなっている。変だ。おかしい。ヤり過ぎて感覚バグってきたのか?
(絆されちゃ駄目だ…絆されたら……)
「………え………あ、……う、そ…」
熱くてぶっといものが、ケツ穴に…、
「ぉ"っ、〜〜〜〜〜ッッッ"♡♡♡♡」
声にならない叫び声が枕に塞がれ散った。狭い穴の中に熱い肉棒がみっちり入り込んでいる。いくらオレが節操無しでもアナルセックスの経験は無かった。それにしたってデカ過ぎる。処女穴に挿入して良いものじゃない。
「ぬっ…抜いて…ぇ"っ、ぉ"っき、んぁっ♡♡」
隙間もないほどギチギチに埋め込まれたちんぽにケツ穴が悲鳴をあげている。自分のものとは比べ物にならない腹まで圧迫する程のちんぽ。透明人間と自分の雄の差を思い知らされる。
「……」
こんな状態になってやっとオレは今の現状に恐怖を感じた。
「……ぁ……ゃ、…だ……、……ぃ、ち……大智ッ」
恥も外聞も忘れて隣にいる筈の弟の名前を呼んだ。
…怖い。怖い。助けて大智、助けて。
『……、』
隣室から大智の声が漏れた気がして必死で壁側にずり寄る。その間も透明人間のちんぽは抜ける事なく俺を犯し続けていて、
「っあ"♡♡や"ぁ、♡♡だい、ち……っ♡大智、助け、……」
『っ、あ"ー、すっげえ吸い付く…♡♡処女のクセにもうデカチンの味覚えたのかよ…この節操無しが…っ」
その罵倒が頭の中でリンクした。
「………へ………?」
『ん、ぁ、締まる…っ♡、兄貴の処女マンきもち善すぎんだろ…ぉ♡♡あ"〜〜っ、くそっ、童貞ちんぽ止まんない…♡♡』
薄っぺらい壁越しに大智の声がハッキリと耳に入ってくる。その内容の通り、天音を犯す透明ちんぽも腹の奥の突き上げが止まらない。
ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんッ♡
(大智がオナって腰振ってる…♡♡こ、これじゃまるで、この透明ちんぽが大智のものみたいな……っ♡♡)
てか「兄貴」て……
『ッ、また締まった…っ、デカチン咥えてんのにまだしゃぶり足らないのかよ…っこのどすけべまんこ♡♡』
「やっ♡♡ちがッ♡♡勝手に締まるのぉ"♡♡まんこじゃないからぁ"♡♡ちんぽ止めてぇ♡♡」
現実と妄想の混じり合い。
誰もいない部屋で犯されてる自分と自慰行為中の弟。そんな筈は無いのに天音は確かに壁越しの大智とセックスをしていた。
『〜〜っ、イク…♡イクイクイクイクッ♡♡兄貴の処女マンに出す……ッ♡♡♡♡』
びゅッびゅるびゅるびゅるびゅるっっ、びゅくっ♡
「〜〜〜〜ぉ"ッ♡♡♡♡♡ほぉ"〜〜〜〜ッ♡♡♡♡」
腹の中に熱々の精子が勢いよく流れ込んでくる。壁に縋っていた天音もその射精に白目を剥いてイキ、女の子に注ぐ筈だった精子が下着の中で無駄打ちされた。
ヒクっ♡ヒクッ♡
硬度を失ってもまだデカいちんぽを天音のまんこは名残り惜しそうにしゃぶっている。
(………終わっちゃった………大智のちんぽが出て行っちゃう………)
どちゅん、ッ♡
「あ"ッ♡♡ひッ♡♡」
再び硬くなったちんぽが天音のまんこを突き上げた。
「あ♡♡なんでぇっ♡♡またちんぽキタぁ♡♡」
今度は隠せないほど甘い声が出て自分でも訳が分からなかった。今度は本当に自分の意志でデカチンをしゃぶってる。このちんぽに犯される事を喜んでいる。
「おほぉ"♡♡奥までちんぽがキてる…ぅ♡♡そんなに拡げたらガバまんになる〜〜っ"♡♡閉じなくなるよぉ"♡♡デカチン専用まんこになっひゃうのぉ"おおぉぉ♡♡♡」
枕に額を擦り付けながら差し出すように腰だけを持ち上げてそう喘いだ。ビタンビタンと尻肉が激しく揺れる。壊れるほど強い突き上げに本気でケツが開きっぱなしになっている。
(テクなし童貞ピストンなのに♡♡堕ちちゃう♡♡弟のデカチン専用に変えられちゃう♡♡♡)
『天音……ッ♡♡好き……っ、好きだ……っ♡♡ずっと前から……兄貴が…っ』
「!!っ〜〜〜〜ぁ、ぁ"〜〜〜〜〜〜っ"♡♡♡♡♡」
その台詞に下腹部が痙攣して叫び声は枕が吸収した。腰すら持ち上げられず白目を剥いてベッドに倒れ込む。お腹に濁流を感じたのにも関わらず律動は止まらない。仰向けに潰れた蛙のように無様な姿でまだ雄ちんぽに犯されている。
(……もっと………もっと………)
壁越しに甘ったるい愛の言葉を聞きながら天音はとうとう意識を手放した。
「あ"ーーーーーー!!!痛ッ!」
目覚めて最初に視界に入った白くカピカピになった下着とチノパンに絶望して叫ぶと尻に激痛が走ってその場で疼くまる。割れるような痛さに昨日の事をまざまざと思い出し思わず尻穴を触った。出された筈の精液がない。痛みはあるのに綺麗さっぱり無くなっている。
「……え………何、夢…………?」
昨日の一連の流れを思い出し首を傾げる。確かに摩訶不思議な出来事ではあったが、夢にしてはあまりにもリアルだった。痛みもあるし。第一、壁越しの声は本物だったし。
「…あれも夢だったら……」
いやいやいや!別に残念とか思ってないし!!弟相手にそんな事微塵も考えた事ないし!!!
「………もういいや……洗濯しよ」
考えるだけ無駄だ。この歳で夢精とか恥ずかしくて誰にも言えない。スウェットに着替えてこっそり扉を開く。あークソ、ケツ痛すぎ。
「…兄貴、大丈夫か?何か歩き方が……」
「!!」
突然背後から声をかけられて、漫画かよ、てくらい大袈裟に飛び跳ねた。そんな天音に大智も驚いて目が点になっている。ただ声を掛けられただけなのに大智に見つめられ昨日の言葉が甦る。微かに香るアルコールの匂い。不意に大智が大人の漢に見えて心臓が跳ねた。
「?兄貴?」
「〜〜〜ッ、バカ!!」
「はあ?」
「バカ!酔っ払い!!おっ……お前、声デカ過ぎ……!!だからオレ……こんな、変な………っ」
「??」
「大智のバカ!どすけべ!」
これ以上大智の顔を見れなくて自室に再び閉じこもる。突然の罵倒に大智が唖然としているのだけ扉を閉める前に見えた。当然だ。全部天音の妄想かもしれないのに。だって証拠など何もないのだから。それでも、
「………っ………ちんぽ欲しいよぉ………♡♡」
期待せずにはいられない。大智に聞こえてしまうかもしれないのに天音は壁に向かってそう口にした。デカチンを求めてクパクパしていたまんこに何かが触れた……そんな気がした。
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