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第一章 罰ゲームの結果
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罰ゲームの結果
【前回のあらすじ】.....罰ゲームで男に告ったら、OKを貰いました。
「やぁ、おはよう。いい朝だね」
「お、おはようございます・・・・・・」
青い空
白い雲
そして、太陽の如く光り輝く一ノ瀬 龍二先輩。
まだ完全に脳が目覚めていない俺にとっては、かなりの刺激物だ。
俺こと、間宮 真琴はM大に通う普通の学生である。
19年間の人生の中で、恋人はおろな好きな人にすら告白をしたことが無い。いや出来ない。
なのに昨日、罰ゲームとやらのせいで大学で人気No.1の「男」に告白することになって・・・
しかも何を血迷ったのかOKを出してくれちゃって!
「へぇー、マジであの一ノ瀬 龍二と付き合うことになったんだ・・・」
俺の隣を歩いていた親友、中井 瑛斗は半ば感心したように呟いた。
そんな彼に俺は、目の前の王子に聞こえないように言った。
「お前、他人事だと思って・・・!
そもそもお前らのせいでこんな事になったんだけど!?」
「えー、だってゲームに負けたお前が悪いんじゃん」
コイツは、俺が罰ゲームをするきっかけを作った奴の一人である。
ちなみに、罰ゲームの内容を考えたのもコイツだ。
「ま、これも経験だ。良かったじゃん、あの一ノ瀬先輩と付き合えるんだよ?光栄なことだ」
「何が光栄だよ!俺は物凄く困ってんだけど!?」
俺達二人がコソコソと何か話している様子が気になったのか、一ノ瀬先輩は笑顔をそのままに首を横に傾けた。
「君は・・・真琴くんのお友達かな?」
「あ、はい。友達です。2人のことは真琴から聞いています」
「そっか、なるほどね」
なに2人で話を進めちゃってんの!?
余計に後に戻れなくなってるじゃん!!
「あ、なんなら俺は先に行きますよ?2人の邪魔をしちゃ悪いし」
「!?」
な、何を言い出すのこの子!!?
お、おいやめろ、ヤメロ!!
いかにも友達思いの心優しいキャラを演じてんじゃねぇ!!
「え、いいの?ごめんね、気を使わせて」
「いえいえ、どうぞごゆっくり」
まるでお見合いシーンのようなやり取りに、俺は為す術もなく立ち尽くした。
瑛斗は「ファイト!」とジェスチャーで伝えてくると、なんの気なしに大学の敷地内へ入っていく。
「じゃぁ真琴くん、僕らも行こうか」
「は、はい・・・」
おのれ瑛斗ぉ・・・後で会ったら覚えとけよ!!
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