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キセキ再会編 17
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「つまり、高尾くんはその……、僕との行為に満足できていないと……?」
「いや! そうじゃなくて……」
「僕は、君が大好きです。君がいるだけで、君といるだけで、幸せで、満足で……。それじゃあ、ダメなんですか?」
「ううん。幸せだよ。でも……」
「確かに、僕の中にはまだあのときの記憶が残っていて、たまに思い出すことだってありますよ?」
高尾くんが、息を呑む。
「でも、君とする度に、あぁ、いまは高尾くんに抱かれてるんだなぁ、って嬉しくなったしまうんです。いまは無理矢理じゃないし、愛しい人と愛しあっているんだな、って思えるんです」
「テッちゃん……」
「だから、自信を持ってください。あなたは愛されてるんです。僕たちは愛しあっている。違いますか?」
高尾は、泣きそうになりながら、首を振る。
「違わない……。違わないよ、テッちゃん……」
「じゃあ、もうそんなことで悩まないでください! 心配したんですから!」
「うぅ……、ごめんなさい……」
「ふぅ……」
抱きついて泣く高尾くんの頭をそっと撫でてあげます。
そして、ふと周りを見ると、そこにはニヤニヤしたキセキとキセキの恋人たちがいて……。
「なにニヤニヤしてるんですか」
「「「「「「「「「「別にぃ〜」」」」」」」」」」
こういうときだけ無駄に息があうのはなぜでしょうね。
うざいです。
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