アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ambiguous.
-
そのまま手を引っ張られ、連れ去られたのは
…いつもの家
・・・そらるさんの家
ほんの数時間前までいたところなのに
なぜか懐かしく感じる。
戻ってこれたって感じる。
そのまま玄関で立ち止まってそらるさんが話しかける。
そら「まふまふ・・・大丈夫?」
心配してくれているのかと思うとまた涙が出てきて
嬉しいのに涙が出てきて
ダメ・・こんなの勘違いされる・・
そら「ごめん…無理やり連れてきちゃって…やっぱ迷惑だった?」
ちゃんと伝えないと、
自分の言葉で言わないと
なにも伝わらない
まふ「ううん・・・・うれっ・・し・・かった・・」
とぎれとぎれだった思いは伝わったようで
そらるさんは、大きく息を吸って
そら「よかったぁーーー………」
気が抜けるようなため息をした。
そら「いや、本当良かった。これで、まふまふが嫌だったら俺どうしたらいいか・・」
そらるさんは気持ちが楽になっていても僕はまだ楽になれない
こんなにも、嬉しいことってあるの・・?
僕の事で喜んでくれる人がいるの?
まふ「僕って……必要なんですか?」
恥ずかしい・・でも聞きたい
そらるさんの気持ち。
一瞬驚いたような表情を見せたが、すぐに笑顔になって
そら「うん。勿論」
無邪気に笑う子供みたいで・・
いつものかっこいいそらるさんでは想像できないような
笑顔を見せてくれた
そら「俺は、まふまふと居たい。今だけじゃなくてこれからも、ずっと。」
心臓の音が煩い。こんなにも熱い。
それって、つまり
まふ「僕と付き合ってくれますか?」
無意識なんかじゃない。
今の僕の意思。
そらるさんに応えてほしいから。
・・でも、やっぱりすこし・・
・・怖い
そら「えっ、・・う、うん?」
少し戸惑った答えだったが、そんなの僕には伝わらなくて
まふ「ホント・・ですか・・」
まふ「・・・嬉しいです」
そんな・・こんなことって・・
いままででないよ、そらるさん。
好き。今もそらるさんが好き。
まふ「僕、本当に夢みたいに嬉しいです・・」
まふまふが一方的に喋って、まふまふの中では付き合っていることになった。そらるの意思を無視するかのように。
一方、そらるは理解ができていなかったが、まふまふの反応から察した。
曖昧な発言がそのまま通ってしまった。まだ、好きでもないのに。
まふ「そうだ!そらるさん!!焼き肉行きましょ!!焼き肉!」
そらるの戸惑いにまふまふは気付いてあげられなかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
21 / 24