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おやすみ
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「…はぁっ!」
溜息と共に、布団にダイブした。
天井を見上げ、今日の出来事を思い出していた。
言い争い、というか一方的に怒ってアイツを追い出した。
あの男に腹が立って仕方がない。
少しでも言い訳してくれたら…。
嘘でも構わないから。
「いや…嘘でも許しちゃいけないだろう…。」
それと、タクミのことが気がかりだった。
同じ職場なのに、顔を合わせづらい。
…タクミは憎んでるかな。
彼が辞めたら客は減ると思うし、店は寂しくなるだろう。
「どうしよ…。」
布団の上で悩んでいたが、だんだんと眠気が来ていた。
今日まで仕事も悩みも積み重なって、疲労が溜まっていた。
暫くすると、上瞼と下瞼がくっつき、離れようとしなくなった。
俺の思考はそこで停止した。
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