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【黄×青】 飲み会 Part1
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「かんぱーい」
それぞれ住むところが違う3人で久しぶりに飲みに来た。
あるにあ、アムムムム、ジャンクの3人。
あるにあの住む家の近くの居酒屋に集合した。
「それにしても、久しぶりだね。こうやって会うの」
あるにあがそれぞれ2人に目配せして笑う。
4人席を取り、あるにあと向かい合わせにアムムムムとジャンクが座る。
「だねぇ」
とジャンクが口を開き、周りを見渡した。
ジャンクは色々忙しく、最近は休みがあまりなかったせいかこういう場にも足をあまり運んでいなかったようだった。
「地味にここまで遠かった」
とアムムムムは軽く笑った。
1人だけ関西に住むアムムムムは改めて関東の人の静かさに驚いていた。
「そうかあ。なんかごめんね。本当は5人集まれる予定だったんだけど」
ラムザは急に仕事、タップマンは体調不良で来れないらしい。
5人でこれからの動画の頻度などを語ろうと思っていたが、生憎2人が欠席だとするにできない。
「ん?いや別に大丈夫だよ」
ジャンクは隣にアムムムムがいるだけでなんでもよかった。
秘密裏に付き合い始めて早5ヶ月。中々逢えずにいたが、今こうやって隣同士で座っている。
あくまで平静を装い、横目でアムムムムを見る。
アムムムムは既にあるにあと与太話を繰り広げていた。
元々口数があまり多くないジャンクは聞き手に回ることが多く、今も聞くことに専念していた。
「いやもうさ、ラムザさんのイケメンさはもうどうしようもないって。ねえジャンク」
ジュースをストローで吸っていたら急に振られてびっくりして、んん!?と変な風に驚いてしまった。
その驚きからジュースを思いっきり吸ってしまい、噎せてしまった。
「ごほ、ごほっ、ごめっ、変なとこ…げほっ」
必死に噎せていると、アムムムムが背中を摩ってくれた。
噎せながらも、少し恥ずかしくてつい俯いた。
「ごめん、大丈夫?」
あるにあがハンカチを差し出してくれたが、生憎もう治りかけだった。
「っん、ごめん大丈夫」
それでもアムムムムは背中をさすり続けてくれた。
「あむすんも、大丈夫だよ。ありがと」
少し微笑みながら返事をすると、アムムムムはじっとこちらを見ていた。
急に照れくさくなり、すぐにあるにあの方へと視線を戻した。
するとあるにあはまたラムザがイケメンという話題で話を盛り上げていた。
ジャンクは小耳にあるにあの話を入れつつ、アムムムムの様子を横目で伺っていた。
さっきのはなんだったのかとか、もしかしてなにかがあって怒っているのでは、とか。
「はは、そうかもしんない」
と不意にアムムムムが発言して、身体がびくっとなってしまった。
先程からあまり喋っていなかったから怒っているのかと思っていたが、普通に返事をしたからなった現象だった。
「ジャンク今日大丈夫?なんか様子おかしくない?」
あるにあが席を立ち、ジャンクと傍へと移動しようとする。
するとそれをアムムムムが制止した。
「いーよ。俺が見とく」
至って不健康な訳ではなく寧ろ元気なのだが、こう心配されてしまっては中々口を出しにくい。
「え、いやいや、いいよ?あむすん」
少し申し訳なさも混じって縮こまりながら言うと
「いいから、甘えとけって」
と良い笑顔で笑った。
不意にときめいてしまって、首を縦に振るしかなかった。
あるにあはそんな2人の様子を見て、つい心の中でリア充爆発しろと唱えてしまうのだった。
またしばらく経ち、3人ともほろよくお酒が回ってきたところで、ジャンクの細い腰に若干筋肉質な腕が回ってきた。
「っ…?」
横を見ると、アムムムムが何気なくあるにあと会話しながら手を伸ばしていた。
こそばゆくって、腰を拗らせた。
そのあと脇腹を攻められ、くたくたになっていたジャンクの下半身に次は手が伸びる。
触れたのは、股間部分だった。
先程の愛撫と言っていいのかわからないものにより、既に半勃ち状態にはなっていた。
「あ…っ」
つい上ずった声が出てしまい、口を押さえる。
ちら、とあるにあの方を見るが、今の声に対してはなにも気にしていないようだった。
少し安心しつつ、左肘でアムムムムの脇腹をつつく。
そして、視線でやめろと合図した。
「ん?」
鈍感なアムムムムはその合図には”気付かないふり”をした。
「っ、ぅ…」
声を抑えようと試みるができるはずもなく、小さく声が漏れた。
酒のせいなのか、顔が熱くなりふらふらしてくる。
下半身も、熱い。
アムムムムに触れられているところが熱い。
「あむ、むむむ…」
ふと、名前を呼びたくなった。
アムムムムは優しい声でん?と小さな声で囁いた。
あるにあは眠いのか首をこくんと揺らしながら寝かけていた。
「っ…も、もっとさわって…」
彼の温もりを感じたい。
そう言ってジャンクはアムムムムの服の袖を強く握った。
「……いい、の?」
彼は自分から触ってきたのにも関わらず、さりげなくジャンクに優しさを見せていた。
ジャンクは首をゆっくり縦に振る。
すると、アムムムムは片手だけでジャンクの細い腰に巻かれているベルトを外し、慣れた手つきでズボンの厚い生地と下着の間に手を忍ばせた。
幸運なことにもう夜中を回っており、ところどころ宴会が行われているが、両隣の席は空いていて無人だった。
「ひ、…」
自分でも聞いた事のないような声が出る。
気づけば身体に力が入らなくなり、ソファーの背に全体重を乗せるかのようにだらんとしてしまっていた。
脚は触られる度ぴく、と僅かに揺れ、テーブルもそれに合わせ揺れた。
「っあ、あんま…激しくはっ…」
ちらりとあるにあの方へ目配りさせると、唸りながら目を擦って顔をちょうど上げた。
他人から見たら、体調が悪い人に寄り添う人にしか見えない。
「ん〜〜…?じゃんじゃんやっぱ体調悪いの?」
その瞬間アムムムムは今まで下着の上から触っていたモノを下着を思いっきり下に引っ張り、モノがテーブルの下で露わにした。
勢いよく下着を引っ張られ、亀頭に下着が擦れた。
「ぎ…っ!?」
痛みと快感に頭を支配された気がした。
目の前が白く点滅する。まるで火花が散っているようだった。
じわ、とゆっくりと全身を駆け抜けていく快感に身震いさせると、あるにあが立ち上がった。
するとアムムムムは背中を擦りながらゆっくりとカモフラージュするように手を抜き、自身のジャケットのポケットに手を入れた。
ベルトは外れ、モノがむきだしになっているのをあるにあに見せるわけにはいかない。
ジャンクは必死で脱いだコートを手に取り、下半身に広げた。
余程敏感になっているのか、アムムムムがさすってくれている背中、コートが肌に触れる感触だけで達してしまいそうだった。
「ジャンクやばくね?アムすんどする?今日のところは解散する?」
顔が赤くなるのを感じる。恥ずかしい。
勃起しているのを隠すためつい前屈みになる。
あるにあはしゃがみこみ、ジャンクの顔を覗き込む。
息が荒くなり、涙が目頭に集まるのを感じた。
「んー…。ジャンク、大丈夫?解散する?」
アムムムムが本気で心配そうに言葉をかけてくる。
涙目になりながら、お前のせいだろ!と心の中で咎めながら、これで解散してしまったら続きはしてもらえないだろう。
アムムムムも、俺も次の日は仕事。
ましてや住んでいるところが全然違う。
だったら、このまま続きをしてほしかった。
俯きながら、首を横に振る。
「え、ほんとに大丈夫なの?」
あるにあが怪訝そうに尋ねる。
あるにあもこの2人に会えて嬉しいのは確か。
別れたくないという感情が入り混ざっての言葉だった。
「だい、じょうぶ。呑みすぎてきもちわるくなっただけ…だから」
低くて声のハリがあってよく通るいつもの声とは真逆の声であるにあと話す。
「マジで体調悪くなったらちゃんと言えよ?」
そう言うとあるにあはコップに水を入れ、差し出してくれた。
それを受け取り、ちびちび飲んでいた。
あるにあは、ジャンクのことを見ていて本当に体調が悪いタップが心配になったのか、タップと電話をしていた。
アムムムムは頬ずえをつき自ら頼んだ、何杯目かもわからないパイナップルジュースを啜っていた。
すると、目の前にあるにあのスマホが差し出され、宛名を見ると、タップだった。
無言でスマホを受け取り、耳を当て、もしもし、と言う。
『おーじゃんじゃん。大丈夫か?』
どうやらあるにあはタップに俺のことを話していたようだった。
「ん。タップこそ大丈夫?」
水を飲んでいたらいつの間にか落ち着いた声色で話す。
『俺は別に大丈夫だけど。あんま無理はすんなよ〜』
お前に言われたくない、と少し面白くなって笑って返す。
「うん。ありがと」
と言うと、タップの妙に気の抜けたほーいという返事が聞こえて、あるにあにスマホを返す。
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