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逆襲の始まり
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暗闇の中、靴音は止んだが男の気配だけはしっかりあった。
そう、男は二人のすぐ傍に立ち、無言のまま見下ろしているのだ。
その気配がわかるだけにタケルは堪らず顔を背ける。
何も見えないのに視線を感じるのだ。
男の執拗な目の動きが…
二人を狙う――
だが高支那には通用しない。
男の視線を受けてもなお、タケルへの愛撫をやめようとはしなかった。
「…んっ…」
必死で抑えようとするタケルの声は、暗闇の中、よがり声にさえ聞こえる。
タケルの身体を熟知した高支那には、タケルをよがらせることなど造作もないのだろう。
タケルの両手首を強く握り床に磔にし、舌で胸の突起を舐めるように転がす。
音だけの世界に、いやらしい水音が響き渡り、辺りを淫猥な空気に変えていく。
その上、ねっとりと絡み付くように男が凝視しているのだから、タケルの羞恥は極限だ。
しかも高支那はそれをわかってやっている。
そして、水音は一層増す。
「……んんっ……っ…」
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