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欲情と、愛と***【星(あかり)視点】
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思った以上にずっしりと重く、存在感があった。
これがいつも爽やかなあっくんのとか信じられない……
俺はごくりと渇いた喉を鳴らし、握った手をゆっくり上下に動かし始めた。
「は………ッ、星(あかり)………」
「…ん…なあに?…あっくん…」
「………めっちゃやらしい顔してる…」
「………っ!え、嘘…っ」
嘘じゃないよ、と言いながら俺の耳もとに顔を寄せてくるあっくん…、こんなとき、恥ずかしいことたくさん言われるのを俺は知ってた。
「………俺のこと、ホント好きだね……星(あかり)は……っ…、」
本当に気持ちいいんだろう……、俺の手の中でそれはグンッ、グンッて主張して、まるで別の生き物みたいにビクンビクンと脈打ってる、…… 俺にされて気持ちいいんだと思うと余計になんだか興奮した。
「ふ、……、っ」
あっくんが漏らす吐息が耳を侵してくる…
熱くて、切なくて、じりじりした欲に濡れてとてつもない色気がダダ漏れ…。
なんだろ、今日のあっくんはいつもより増して……
……エロい、……よね……
先端から出てた先走りを指に絡め取り、全体にまぶすように擦りあげるとくちゅくちゅエロい音がして部屋中に響いた。
「…あっくん……、」
「んっ……きもち…い…っ、」
俺が言いたいことを汲み取って先に答えを出してくれた。あっくんは本当に察しがいい。
首をこくこく、2回縦に振ってはぁっと荒い息を吐くあっくんが、俺の手で感じてるんだと思うとゾクゾクした。もっと、気持ちよくしてあげたくなった。
「っ、……何、」
「ん。いーよ…、やらせて……」
俺は起き上がるとあっくんを寝かせた。髪がまだ半乾きだから明日の朝は寝癖がつきまくりかもしれない…、そんなことをぼんやり思った。あっくんの下に手を伸ばし、握り込んだそれに顔を近づけ、先端を舐めてみたらしょっぱ苦くてホント濃い…。唾と一緒にごくんと飲み込むと喉の奥に執拗にその味が絡みついた。だけど全然嫌じゃなく、むしろあっくんをもっと気持ちよくしたいって気持ちが強くなって止まらない…。
俺はあっくんのを先端から舌を絡ませ、唇で隙間なく覆うようにぴったりくわえた。そのまま口の中のあらゆる粘膜を使ってあっくんのものを包み込み、上下にひたすら扱いていく……。気持ちよくなってほしかった。
「……っえ、あ、かり…っ」
「んっ……ちゅ、ん、ッふ、んんっ…」
ちゅっ、ちゅっ………んちゅ……っ…
いま俺はあっくんの下半身に襲いかかってる……そう思ったらめちゃくちゃ興奮した。あっくんのが大きすぎて、半分に満たないところまでで口の中はいっぱいだった。口に入りきらないから、あとは両手を使って根もとから扱いた。裏筋から先端まで舌先でつつぅっと舐め上げ、カリの形をなぞるように舌を使って愛撫しながら口のなか、舌の腹で吸いながら舐め擦るとそこがめちゃくちゃ気持ちいいらしい、あっくんはんぅっとたまらなく色気を孕んだ声を漏らした。
ちゅくちゅくっ……、じゅるじゅる…… ぢゅむ…っ…
…はぁッ…… はぁっ………ッ
…はぁ…っ……
俺の唇と舌と粘膜と濡れたあっくんの質量が擦れ合い、唾液が混じり合ったいやらしい音と互いの切ない吐息が執拗に重なり合う…
口の周りはあっという間に俺の唾液だかあっくんの先走りだかが混ざってベトベトで、それでも俺はやめない…。
「んっ、ふ、んっ、ンっ…」
あっくんの、ちょっと普通じゃない大きさのそれが俺の口のなかで個別意思を持つ何かみたいにどくんと蠢く。口のなかいっぱいいっぱいで、舌でカリ下の形をなぞり、唇をすぼめて吸って扱くのはホントはキツい、顎が、大きく開けているのが限界だし、喉の奥の粘膜はあっくんが快感を求めて腰を入れてくるので突き込まれて時折えづきたくなる………少し苦しそうで、潤んだ瞳で俺を見てくるあっくんの快感にずぶずぶ溺れてるみたいな表情……、ん……幸せ。
あっくんは俺の頭を撫でて、髪に指を絡ませて、そのうち後頭部から大きく包んでああ、と声にならない声を漏らした。先端を吸うと口のなかでビクビク脈打って、ものすごく感じてくれてるのが分かる……可愛い、あっくん……ねえ、好きだよ……
ぢゅくぢゅくっ……ぢゅっ、ちゅくっちゅっ…っ…んちゅ…っ……
「んっ……気持ちい…………ね、……挿入れてい…?」
「…ふ……?」
壮絶に色っぽい瞳で強く見つめられ、いきなりあっくんのものから引き剥がされた。
「え、ちょっ……」
「イイよね…、星(あかり)…俺、もう無理」
「え?」
一瞬であっくんは俺の上に乗った、ていうか膝の裏を掴まれ、ぐいっと持ち上げて押し広げられた。完全にM字開脚……、羞恥でかっと頬が熱くなった。あっくんはなんだかとても満足そうにニッと笑ってて、唇にはいつの間にかゴムの袋が、……え、そんなのどこに隠し持ってた…?
全然、分からなかった。
ピッと袋を歯で開けて器用にそれを着け、ぐぐっとのし掛かりながら強く押し当て
「…挿入れるね…、少し、…力抜いてて……」
「んやっ…あッ、んんっ…」
むき出しになった俺の太ももを割り開き、ゆっくり差し入れてきた。……ぁ、あ、ヤバい…こんなの無理、そう思った。
「あぁっ…あッ、あッ!ン、はッんっ…」
「はぁっ……星(あかり)、エロい……」
エロいのはあっくんだろ、と言いたかったけど首を少し横に振るしかできない。
あっくんは俺を抱き締め、がんがん腰を振ってくる…、熱くて太くて硬いそれが何度も何度も粘膜を擦って奥の奥、気持ちいいところを突き上げ、押し入れ、パンッ、パンッて何度も腰を叩き込む。目眩がした。
「……ね、さっきなんで口でしたの…、ッ、誰かとしたこと…、ハァッ…、あった……?…」
「ないよ…っ……はぁっ、ぁ、あっくんとしか、ア、ぁ、ない…っン、ああッ」
「…ふ、っ、…当たり前、でしょ…ッ…」
そんなことさせないよ……
低くてギリギリ聞こえるぐらいの吐息で耳に囁かれた。ぞくんと背中が粟立って、あっくんのが俺のなかで更に質量を増したのを感じた。動かれるたびにギチギチで、粘膜が擦れすぎてどうにかなりそう。背中にしがみつくように腕を回した。
あっくんが動く、そのたびに膝が頭の横でベッドに当たって地味に痛い。強く抱きしめられて息ができない…、何かよく分からない愛しさで胸がいっぱいいっぱいで、どんどん追い詰められていく。身体の奥底から引っ切りなしに沸き上がってくる快感……気持ちいい…気持ちいい……頭の隅でそう思った。
「はぁっ、あッ、あッ…く、……んんッ…」
名前を呼ぶとにっこり笑ってちゅっと唇を吸われた。
あっくんは俺を抱き締めたまま胸をまさぐって、服の上から乳首をぐりぐりしてきた。
「っあ!!あ!んっ!やっ、あぁッあ…っ…」
何これ、何これ、知らない、……知らない…、
すごい、…気持ちいー………
「乳首モロ感だね、……可愛い」
「ひあっ!あ、ぁ、だっ……ァ!ンッあぁっ」
あっくんが俺の反応を見て気を良くした。丸わかりだった。爪先でカリカリしたり、ぐにゅぐにゅ親指の腹でこねくり回して執拗に愛撫してくる。そのたびに腰が跳ねてしまって恥ずかしい…。ぎゅっと目を閉じてるとあっくんが
「だめ、星(あかり)、俺を見てて…」
…ね、ってものすごい色気で囁いてくる。鬼か。…鬼だ。鬼だな……ああもー……好き。好き……好きだよ……っ……
こすこすされてくにゅくにゅ乳首を弄られると俺の、あ、アレの先からとろっ、とろっとあの汁が出てきて、体がびくんびくん跳ねてしまう。 それにさっきからずっときゅんきゅん奥が疼く、……や、あ、もう、……っ、
「あぁっ…はぁっ、あ、ッンッ……!んあッ」
あっくんの主張がすごい…。俺の反応に興奮してこんなになってると思うとゾクッとした、頭の中はあっくんが止めどなく与えてくる『気持ちいい』でいっぱいで、これ以上されたらおかしくなりそう……あっくん、あっくんで、いっぱいになる…………
グッ、グッと狭隘な中をこじ開けるようにしてあっくんは腰を入れてくる。ゴリゴリ擦られて、少しの痛みなんて吹っ飛ぶくらい強烈な快感が俺をがんがん襲った。
「ァああっ!あッ!んッ…ふ、ぁあッ…!」
「っ、あ、かり……っ」
あっくんは激しく突いて、腰を叩きつけてくる。濡れた音が部屋中に響いてやらしい…やらしいし恥ずかしい。
ぬぷ、ぬぷっ、ずちゅっずちゅっずちゅっ、パンパンパンパンッ!
「気持ちいい?すごく狭くてきついけど…」
「だ、んんっ、いじょ、…っぶ、ァ、きもちいっ……あッ、いいっ…好き、あっァ……っ」
「…………!!…!!星(あかり)……っ」
そこから先は本気で容赦なかった…。身体をまるごとぎゅうっと抱き締められ、腰を回すように奥まで激しく突かれた。密着した身体は一瞬も離れる気配なく、気持ちよすぎて…はあ…ッ、もう…
「あッ、んッ、そこっ、あ、ァ、ああッ!」
「ここ好きなの……?き、つ…っ」
「ひあッ、だ、ァ、っは…、あァッ…!」
そこがどうも、弱かった、一番感じるそこを硬くて太さのあるそれで強く押しつぶされ、擦り上げられ、ぐりゅぐりゅ掻き回されてもうたまらない。
このままだと、そんな、ッあ、ぁ……ッ…
「や、ッあ…!ァッく、……っも、激し…っ、ね、お願…っ、」
必死にお願いって言いたいのにあっくんが唇を重ねてきた。最後まで言わせてくれない意地悪…、ああ、だけどこれでいい。俺が言いたかったのは、……求めていたのはあっくんのキスだ…
「……ね、イッていい……?星(あかり)…っ、俺、イキそ……っ」
口付けの合間に話すあっくんは俺の髪に指を絡ませてる、俺の股関節どうなってるんだろ…、めいっぱいM字に開いたままで、まるでそのポジションがデフォルトみたいにあっくんはガンガン突き続けてくる…
キスで唇を塞がれているから到底返事ができない。代わりにこくこく、何度も何度も首を振った。あっくんが中で出したいならいくらでも、……っ、ア、ッ、…あ……っ…さっきゴム、つけてたっけ………、ってなんでがっかりしてんだ、俺……っ…
あっくんは猛然と叩きつけてきた。一度引き抜いたと思うといきなり何度も、何度も何度も最奥まで突きまくられた。それがもう、気持ちよすぎてたまらない。あっくんが俺で感じて俺のなかに中出しするんだって思うともうそれだけでゴム越しだというのに興奮した。腰が壊れたみたいにビクンビクンと跳ねた。
「ああッ!んッは、ァ!…っ……あッあっ、…ぁあ……っ!……ッ!」
「っはぁっ、ッい、く……ッ…!」
気を失ってしまいそう。強烈な連続ガン突き…。俺のあ、アレから触られてもいないのに派手に白いものが飛び散った…、それとほとんど同じタイミングで一番奥を痛烈に突かれ、あっくんが中に放ったのが分かってしまった……あーー…ヤバい。…好きすぎる………
イった後も俺はカラダが敏感になってて、抱き合ってるだけで感じてた。さっきイッたとき出してあっくんの胸からお腹…と俺の腹にねっとりと張り付いてる白濁……、これどうしたらいいんだろう………
恥ずかしくてあっくんの背中に回した腕にぎゅっと力を入れ、顔を隠すように抱き着いた。
「星(あかり)……、ハァ……ッ……ごめんね、……辛くなかった…?」
まだ肩で息をしながら俺の髪を撫で、吐息混じりの甘い低音ボイス、一瞬で耳が恋した。
事後の凄絶な色気をまとったあっくんはあまりに美しく……きっとどんな聖人でも一瞬で恋に落ちると思う……
「んーん。だいじょうぶ…あっくん……好き」
「ん。………知ってるよ…」
そう言って俺の額や頬、唇に何度も何度もキスを落としてくるあっくんを見てるとたまらなく、俺もめいっぱいの笑顔を返した。
俺がこの世で一番好きなあっくんに、今だけでいい……、この笑顔がこの世で一番魅力的に見えたらいいのに……
幸せな気持ちで目を閉じたら、なんだろういきなりディープなキスをされた。
「んん…ッ!?んぁ…ッむ、!…んんぅっ……」
ちゅっちゅ…っちゅくっ…んちゅう……ッ…
「…っは、あ…ッ…星(あかり)…ッ」
もう1回したくなった…付き合って、星(あかり)…
あっくんはそう吐息で言うとニッコリ笑った。
え、あ?…何、いまどのスイッチ押した?
分からない。あっくんは俺の口のなか、舌を根もとから絡ませてきた。ぅ熱…っ!?ちょ、待って、全然息が出来な……っ
……って、また硬いのが、…え?は…?待って、ちょ、…当たってる…え、えっ……?ぇえ…っ!?
結局あっくんは明け方近くまで俺を離してくれなかった、……みたいだ。
…みたい、って………や、そ、お、覚えてないんだから仕方ないだろ…っ…
ゴミ箱の中を覗いたら、ゴム8個分のビニールケースが入ってたけどね……
あっくんは朝、起き抜けに何度もキスしてくれ、それから今日のデートのために一度家に帰った。このとき俺は、今までで1番濃厚で強烈なあっくんの匂いに包まれてた。地球上で最も幸せだった。
それなのに、待ち合わせの場所であっくんの斜め前に彼がいるのを見た瞬間、その幸せはするんと抜けていった。
俺はわざと名前を間違えたり、スタ◯であっくんと密着して見せたりして様子を見ていた。
…ささやかな、『あっくんは俺のだ』アピール…
だけど彼は全然ひるまなかった。断るだろうと踏んで誘ったのに、あろうことか水族館に、あっくんと俺のデートについてくることを選んだ。
心が黒い音を立てた。
大丈夫…、…俺にはあっくんの匂いが、…昨日の夜あんなに愛し合ったんだ…、きっと物凄く濃厚でめちゃくちゃ強烈な匂いがベットリついているはずで、それはあっくんも同じはず……、
そこまで考えてハッとした。
彼は、『俺と』『同じ』なんじゃない。
『あっくんと』『同じ』なんだ。
彼が動いたのは、3人でスタ◯に行ってしばらくした後だった。
「……、先輩、ちょっと梓借ります…」
初めはグッズが並んでる棚の近くで立ち話、その後は連れ立ってトイレ…
彼はあっくんの匂いをベットリつけて戻ってきた。
…は?何だよこの匂い……!
こんなに匂いが濃厚につく行為がどういうものか、俺はいやってほどよく知っていた。
心なしか少し得意げにこっちを見てくる。
イラッとした。同時にスーッと背中が冷え、身体が震えて止まらなくなった。
今まで何度も身体を重ねたし、昨夜もあっくんと俺は、多分めちゃくちゃ愛し合った。
だけどあっくんは俺に一度も好きって言わない…
それが俺の感情線を急速にジリジリ焼いた。
---
(続く)
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