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番外編1-1
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「いい加減母の心配性を治す方法を出せ」
「無理だろ」
俺、この国の第3王子であるカイの発言に反応したのは第1王子、サラーディアだ。他にも20人いる兄弟姉妹の内11人集まっているが皆兄上と同じ顔で首を振っている。
「母がまたいつストレスで実家に戻る発言するか分からないんだぞ?父も今は大人しいけどいつ何があるか分からないしな」
「お母様は悪くないです。お父様が悪いのです」
「「・・・」」
下から2番目の第8王女、側室のアヤが産んだミツキがそう言うと全員何も言えなくなってしまった。
まぁ、仕方がない。間違ったことなど一言も言っていないのだからな。
「そうですね・・・父上様も少し自重なさった行動が出来なかったのかと思う部分は沢山ありますわね」
「私もツバキ姉と同じ意見だよー。私とツバキ姉が産まれた時から父上様が大変なことになってたらしいじゃない。有り得ないわよね」
「そうよねサクラちゃん」
そう言うのはいつもベッタリくっついて同じ顔した第1、第2王女のツバキとサクラだ。ツバキはおっとりしていてサクラは少し乱暴的発言をする事があり同じ顔をしていても中身が全く違う。
そんな2人の発言から父が悪いという感じに話が進んでいき、15分ほど会話をしていると、
「取り敢えず親父をここに呼べば?」
というサラーディア兄上の一言で第9王子のノエルが出ていった。
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