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望「今まで通り隠して行くつもりなん?」
嶺「迷惑かけてへんのやからええやろ?」
望「そういう問題やないねん…」
嶺「じゃあどういう問題なん?…プライベートのことまで友達に全て言わなあかんの?
それに過去のことでもう終わったことや…」
望「神ちゃんがそのまま辛い状態で居るだけやで?…
俺らに何があったのか言う事で、みんなで共有できるやろ?
俺らは神ちゃんの事知らなさ過ぎたんや…それに親友が苦しんでるのにも気付いてあげられへんなんて親友って言えへんやろ?」
嶺「…俺の過去を共有して…何になるんや……ギクシャクなって気まずくなるだけや…そんなの俺は望んでへん…今のままで十分なんや…」
望「なぁ、わかってくれや…俺らは神ちゃんの理解者でありたい…神ちゃんには心から笑っていてほしい…みんな神ちゃんのことが好きやから…」
神ちゃんに近づいて抱きしめる
震えてる神ちゃんは弱々しく俺の胸を押して拒んだ
俺はその抵抗する腕を掴み構わず抱きしめた
嶺「…煩い…」
望「煩くない…」
嶺「俺に踏み込むなや…」
望「怖いんやろ?」
嶺「黙れ…」
強めの口調…だけど弱々しく声は震えてる
望「また1人になるんやないかって…」
嶺「お前に何がわかるんやっ」
望「わからないから教えてや…」
嶺「…嫌いや…」
望「俺は好きやで?」
嶺「煩い…のんちゃんの癖に」
結局神ちゃんは泣いてしまって…俺の服に染みを作った
望「みんな神ちゃんの味方やで?…神ちゃんは悪くない…1人やない…愛されてるんやで?」
嶺「…っ…」
望「みんなに何があったのか…言ってくれる?」
嶺「(コクン)…」
望「もっと甘えてええから…辛い時は辛いって言ってええから…1人で抱え込まんで?」
嶺「(コクン)」
時間が来て、俺らは大学へと向かった
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