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「確認したいところですが、もし本当だった場合騒ぎになってこちらとしても困りますからね。」
そう言って関係者以外立ち入り禁止の部屋へと導かれた。
「ここならいいでしょう。」
「………」
俺はマスクでサングラスを外した。
もしこれで俺のことを知らなかったらどうしようという不安が募る。
俺のファンには男性層が少ない。
だがそれは杞憂でしかなかった。
「ッこれはこれは……キタヤ先生だとは…。
失礼しました!
…もう、お帰りになる所で?」
いきなり態度を変えてきて驚くが、何とか返事をする。
「はぁ、まぁ…」
「あちらのドアは一般人は入れません。どうぞあちらからお帰りください。
誰にも見つからず外に出れると思います。」
「ありがとうございます…!」
ラッキーだ。
まさかの待遇に喜ぶ。
こうして俺達は誰にも見つからず無事、車へと戻れた。
帰る途中、俺の左手と南の右手はずっと繋がったまま…
その中でも南についてる指輪がキラキラ光っていてとても綺麗だ。
その時、俺のスマホが鳴った。
信号は赤なので空いてる手で電話をとると相手はまさかの優だった。
どうしたのだろうか…
信号が青になったので、スピーカーにして会話をすることにした。
「ちょっとハルくん!!今どこにいんの!?
暇だったからハルくんの家に行ったら何が起きたと思う!?」
「何が起きたんだよ…」
「あいつが!!!あいつがいたの!!」
………まさか。
「待て。今から急いで帰るから何もするなよ…」
「もー!早く帰ってきてよねー!」
電話を切るとすかさず南は質問した。
「どうしたの?」
「…実は、優にはどうしても犬猿の仲の奴がいて…その2人が俺の家の前でばったり会っちまった。」
「わぁ。」
南もあからさまに『うわぁ…』とした顔をしている
俺は急いで自宅に向かった。
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