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特別過ぎると言われても何が特別なのかも分からない。
今まで普通に生活して何もかもが当たり前に日常を過ごしていたのに、何がどう特別なのか。
ハキハキと少し笑みをこぼしながら話す将道さんは見たことがなかった。目の前には義父ではなくれっきとした研究者が目の前に立っていたのだ。
「普通フェロモンは両性だと分かってから定期的に放たれるんだ。女性の月経と同じ間隔だと思ってくれて構わない。もちろん明君も同じだよ。だけど普通とは違うのはその濃度だよ。薬で押さえれるフェロモンだったがそれよりも強いフェロモンを持ち、より強力なフェロモンを放つ。人外達を正常ではいられなくするぐらいに最強で最悪の匂い。体が子孫を残すことに必死になっている証拠だね。怖いことを思い出させるけど・・・・・・明君はすでに経験済みだから、分かるよね?二人の人外はどんな様子だった?」
「っっっ!!!???」
背筋がゾクリとした。
今は思い出したくもない、嫌で恐ろしい出来事。
将道さんから目線を逸らし降ろしていた腰を持ち上げその場から逃げようとした瞬間に開いていた扉は閉められた。半獣化した将道さんが扉を閉めてニッコリと笑っていた。
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