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おじさんとマシュマロ
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吉本 誠(よしもと まこと)Dom
前島 義彦(まえしま よしひこ)sub
「先生、おはよう」
一回り以上歳の離れた私のDomは、元生徒だ。
そのせいか、彼は未だに私のことを先生と呼ぶ。
「おはよう」
久し振りに休日が合い、今日はのんびりと2人で過ごせたらと随分前から指折りこの日が来るのを数えていた。
彼が社会人になり、なかなか休みが合わなくなったことで、同じ家に住んでいても顔を合わせるのなんて1週間に1回あれば良い方で、寝る時間も起きる時間も違うので最近はお互いが気を使い自然にベッドまで別々になってしまっていた。
久し振りに同じベッドで寝て、彼より早く目覚めた私は彼の寝顔を堪能していたのだが、思っていたよりも、彼が目覚めるのは早かった。
女々しいとか、良い歳したオッサンが、とか思う人も居るかもしれないけど、おじさんだって恋愛したいし、人肌が恋しいんだ。そこは目を瞑って欲しい。
「先生、何見てたの?」
「あ、い、いや、ちょっとな」
彼と目が合い何だか恥ずかしくなってしまう。
思わず目を逸らすと彼に顔を触られ、彼の方に向かされる。
「何で目逸らすの?何みてたの?」
まるで言わないと離さないとでも言っているような目付きに無意識にまた、視線を逸らそうとしていた。
「先生、目逸らさないで言って?」
命令(コマンド)こそ使わはいものの、彼の言うことは絶対だ。
私には言うという選択肢しかないのだが、そもそも答えなんて1つしかないのに、わざわざ言わせる必要があるのだろうか?
私が黙っている間、彼は何にも言わず、ただ私の顔を見つめている。
「...君の寝顔を見ていたんだ。そ、その、暫く一緒に居れない時間が続いたから」
そう言うのが限界で恥ずかしく、すぐに目を逸らしてしまう。
「先生、それ反則」
彼が私にぎりぎり聞こえるぐらいの小さな声で言った言葉は、私の耳には届かなかった。
「先生、煽ってるの分からない?我慢してたのは俺も一緒なんだけど」
そう言うと彼は私のモノをズボンの上から触り始めた。
「ち、ちょっと、吉本」
慌てて彼の手を退けようとするがもう一方の手で両手を押さえつけられ何も出来なくなってしまう。
「先生、もうここガチガチだよ」
そう言って彼はズボンごとパンツを一気に下ろした。
「暫く会えなかったけど1人でしてないの?もうドロドロじゃん」
そういいながらも扱く手は止めて貰えず、私アソコからは蜜がどんどん溢れ出している。
「吉本、も、もう、良い...」
「本当に?止めても良いの?」
エッチな音をずっと奏続けていた彼の手が何の前触れもなしに止まる。
「...」
「何?言ってくれないと分からないよ?」
中途半端なまま急に止められてしまった手に不満を感じ無意識のうちに彼を睨み付けていた。
「先生、言って。...言うこと聞けない悪い人には躾が必要だよ」
なかなか口を割ろうとしない私に業を煮やしたのか、彼の語気が荒くなる。
「義彦さん」
不意に名前で呼ばれる。
「言うこと聞けない義彦さんには躾が必要だね」
「strip」
一呼吸置いて彼から命令(コマンド)が出される。
彼は私から少し離れると腕を組んだ。
躾中は基本彼からは触って来ない。これは本格的に躾が始まった合図である。
こうなってしまったら私が何を言っても、彼を満足させられるまでは終わらない。
私は渋々服を脱ぎ始めた。
「good、じゃあpresentして。そう。足もっと開いて、俺に良く見えるようにね」
矢継ぎ早に命令(コマンド)がくだされる。
私は彼の方に向き座るとおずおずと足を広げた。世で言うM字開脚のような格好になる。が、彼はそれでは満足しなかったのか、もっと足を開くように言ってくる。
服をきちんと着てベッドに腰掛けている彼に比べ、今の私の格好がとても滑稽に思えてせめてもと、両手で恥ずかしい部分を隠そうとするが、手の動きから彼にバレてしまい、彼の怒号がとぶ。
「義彦さん、presentって言ったの聞こえなかったの?隠したら意味ないでしょ?」
「で、でも...」
「でも、じゃないでしょ?義彦さんの興奮して勃ってるよ、そのまま自分で扱いてみようか」
予想もしていなかった事を言われ、私は子供のように思いっきり首を横に振った。
1人でもなかなかしないオナニーを恋人に見られながらするのなんて恥ずかしすぎて私には到底無理だと思った。
「イヤじゃないでしょ、さっき俺に止めろって言ってきたのは義彦さんでしょ、俺が出来ないなら自分でするしかないでしょ」
早くしろと言わんばかりの彼の表情に私は渋々ながら自分のモノを扱き始めた。
「そう、やれば出来るじゃん、good」
私の行動に満足したのか、彼は少し笑顔を見せる。
暫くは規則的にただ手を動かしているだけだったが、段々と気持ち良くなってきて自然と自分のモノを扱く手が早くなる。
「イきそう?イくときはちゃんと言ってね」
手の動きの変化か、はたまた表情からか、私の絶頂が近いことを感じ取った彼はそういいながらもやはり私に触れようとはしない。
これが躾と分かっていても、何だか少し悲しくなってしまう。
自分だけが痴態を晒し欲に溺れる姿を見せるのは冷静に考えてみると凄く恥ずかしいのだ。
「...も、無理」
止まっていた思考が急にフル回転で動きだしたせいで、自分がどれだけ恥ずかしく、独りよがりな行為をしていたのか考える余裕が出来てしまった。
手の動きが段々と遅くなり、気が付くと手は私モノを隠すように覆いかぶさっていた。
「"マコ"」
たまらずセーフワードが口から零れる。
「goodboy、義彦さん。良く頑張ったね、セーフワードもちゃんと言えて偉いよ」
彼はすぐさま私に近寄り私の頭を撫ぜるとそのまま抱きしめてくれる。
「...躾、全部受けられなくて、ごめ」
最後まで言う前に言葉は発せられることなく彼の唇によって封じられた。
「そんなことないよ。義彦さんはちゃん躾受けられてたよ。ちゃんと限界も教えてくれてありがとう、偉いよ」
小さい子供をあやすようにゆっくりはっきりとした口調で彼は言う。
その、彼の心地よい声が私をいつの間にかスペースへと誘うのだ。
「気持ち良くなってきたね。そのまま下も気持ち良くなろうね」
そう言い彼は吐き場を無くした私のモノを扱き始めた。
一瞬吃驚してしまったが、すぐに気持ち良くなってトロンと目を閉じる。
1日はまだ始まったばかりで時間もたっぷりあるからと自分に言い聞かせスペースに入って行く。
ふわふわとした感じがとても気持ち良く、なんとも形容し難いこの瞬間が以外と好きなのだ。
その後彼の手によってイかされたのは言うまでもない。
勿論、セックスも。
目が覚めるともう時計の針はお昼を示そうとしている。
慌てて起きてリビングに向かうと彼がお湯を沸かしている所だった。
「丁度良かった、今お湯が沸くよ。先生はいつものココアで良い?」
うん、と返事をしながら椅子に座っているうちにココアが私の前に運ばれてくる。
彼お手製のマシュマロ入りココアは絶品だ。
彼お手製のココアを飲みながら少し遅めの今日が始まる。
何気ない休みの日が凄く特別なものに思えてきて、思わず顔が緩む。
向かいに座った彼にありがとうとお礼を言い、私はココアの入ったコップに口を付けた。
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