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わけわかめ
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「あのー、恥ずかしい思いしたくないから一応聞くけどさぁ…付き合うって…どこかへ行くって意味…?」
「いや違う!正式にお付き合いさせてもらう方!!ラブラブすんの!キスとかセッ…」
「はぁ!?第一俺男だしそういう依頼は受け付けておりませーん!はい帰れ!今すぐ帰れゲイ野郎!」
空は客である青年の背中を足で蹴る。
「痛っ!痛い痛い!ちょいタンマ!待って!1日だけでいいんだ!1日恋人の“フリ"をしてくれ!」
「…フリ?どういうことだ…ちょっとそこ座れ。話聞かせろ」
俺は蹴るのをやめて イスに座った。
青年も座る。
「あぁ…、ちょっと彼女怒らせちゃって…。もう別れたいんだけど全然別れてくれなくて…。だから俺がゲイだと見せかけて諦めてもらう事にした!」
「断る!何だその単純な考えは!俺絶対やだからな!?」
「そんなこと言わないでくれよ!お前何でも屋だろ!?」
「何でも屋はプライドを捨てるお店じゃありませーん。」
「あれ、違うの?」
「殺すぞテメェ…」
コーヒー出してあげようかと思ったけど…やめた。
「もう帰ってください閉店です。さようならー!」
青年の服を引っ張って連れ出そうとしたとき 、青年がその手を払った。
「ちょっと待て!金なら……いくらでも出す。だから…頼む」
ぴくんと、俺の目が動いた。
「本当?いくらでも…くれるのか…?」
青年がこくんと頷いた。
「…わかった。…その話乗ってやらんことも…ない」
今金が必要な俺はその話に食いついた。
「やったー!あ、ほんじゃ俺帰るわ。これ日時と目的地書いた紙な。ばいばーい!」
すたたーっと、嵐のように帰って行った青年…。
俺は唖然としていた。
「現金…先払いなんだけど…」
なんか、…しんようできねぇぞあの野郎…。
「てか…、名を名乗ればかぁあ!!!」
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