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淫魔くん、初めてのごはん⑥
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「…ひゃ、ん…っ!」
思わず甲高い声が口から漏れ、手で口元を押さえた。
玉木を見つめ、ルイの頭の中にはいくつもの疑問符が飛び交う。
(…どうして、玉木さんっ、ぼ、僕の…ち、乳首舐めてるの…ッ?!)
状況を把握する前に、感じたことのない優しい快感に頭の中が溶かされていく。気を抜くと、何も考えられなくなりそうだ。
ルイは、淫魔として生まれたが、淫魔として育ってきたわけではなく本人もそういったことに興味を示さなかったため、前戯が何かも知らない。
そのため、玉木が一体何をしているのか理解ができなかったのだ。
自分は女の子ではないのだから、乳首を吸ったところで何もでないのに、とルイは涙目ながらに思っていた。
淫魔としての機能として、魔力で男でも母乳を出せることは可能なのだが、ルイがそれを知るはずもないので――それはまた別のお話。
戸惑いを隠しきれないルイのことなどお構いなく、玉木は固くしこったルイの乳首を好き勝手に弄ぶ。
べろりと大きく舐め上げたり、かぷりと甘噛みしたり、強く吸ってみたり。
その度に体をぴくぴくと跳ねらせて小さな声を漏らすルイに、玉木は確実に興奮していた。
桃色の小さな粒が、だんだんと色づいていくのが分かった。
「…も、やらぁ、ッ、も、そこっやだよぉ…ッ」
それからもうどのくらい経ったか、小粒だったものが赤くぷっくりと腫れ、遂にルイがほろほろとぐずり始めるまで玉木の攻めは終わらなかった。
玉木がようやく口を離すと、ルイはまた玉木の方へふっと倒れこんだ。それによって、真珠のようになってしまった乳首が玉木の服に擦れ、ルイはずっと体をびくびくと震わせていた。
ぐったりとしているルイを眺めつつ、玉木はどうにかして両手の拘束が取れないものかと必死に動かしていた。
もうだいぶ緩くなっている謎の紐は、あと一息踏ん張れば千切れそうだった。
ありったけの力を込めて引っ張ると、とうとうぷちっという軽快な音と共に紐は切れ、瞬く間にどこかへ消えていった。
「…お」
魔力で創りだしたものは基本的に人間の力でどうにかなるものではないのだが、玉木の馬鹿力とルイが快楽に負け魔力を維持できていなかったために、千切れてしまった。
しかし、ルイはまだ拘束が解けたことに気が付いていない。
玉木は拘束により少し痺れてしまった両手を、閉じたり開いたりすることで慣らし、問題なく動くことを確認するとニヤリと意地の悪い笑みを浮かべる。
未だにもたれかかっているルイの両肩を掴み、ベッドに押し倒す。
今度は、玉木がルイに跨る形になる。
「…ふー。やっぱ組み敷かれるのは性に合わねえな」
「え、…え…?」
ぽそりと呟き、困惑した様子のルイの口を塞いだ。
唇を緩く噛み、その刺激で小さく開いた口に舌を滑り込ませる。自由になった手はルイの後頭部へと持っていき、呼吸をさせる暇も与えないほど、激しく唇を貪った。
「はっ、ふ…ッ、あ、んんっ…ちゅ、ッ」
ルイがぐねぐねとまるで別の生き物のように動き回る舌に翻弄されているあいだに、玉木はするすると手を下半身の方へ移動させる。
服の上から臀部を撫で上げる。小さいながらもたわやかな感触を堪能したあと、するすると自然な流れでルイの服を脱がす。
ズボン、下着とあっという間に脱がされ、ルイの下半身は瞬く間に外気に晒されてしまった。
「玉木さ…っ、手、なんで…ッ!」
「はは、気付くの遅え。引っ張たら千切れたよ」
ケロリと何事もないかのように言ってのける玉木に、ルイは反論しようとしたがそれは叶わなかった。
「や、ああっ…」
「…でろでろ。やらしー…」
玉木は、ルイの中心――緩やかに起ち上がり主張をしているそれに、優しく触れた。不思議と嫌悪感はなかった。あるのはどうしようもないほどの高揚感と興奮だった。
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