アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
イライラ
-
※花斗side
「しゃー…、あ。」
「よ、大谷。うわ、女すげぇ。」
「やっほー!花斗くん!」
「…虎くんは?」
「あと1時間後くらいで休憩だけど。」
1時間…。
はぁ、と重くため息をついて顔を顰める。
「大谷は本当に鷹野以外に興味無いよな。裏の顔こえーよ。」
「剣くん達の前だとまだ増しな方だよ。君達は虎くんの背中押してくれたから。」
「多少免除してくれてんのか…。」
「花斗くん面白いねー!」
この女、名前なんだっけ。
が、が、がり…なんだっけ。
「大谷はいつ休憩入んの?」
「あと40分くらい。」
「分かった、鷹野に伝えとくよ。」
「うん。ついでに愛してるよ虎くんって伝言よろしく。」
「それは自分で伝えろ。」
ケラケラと笑う剣くんが多少心強い。
今虎くんとの連絡手段はこの人しかいない。
「ねー、花斗くーん。構ってよぉ!」
「しつこいな。頼まないなら出てって。」
「花斗くんに会いに来たのに!」
「えっと、桃太郎ちゃん?」
「コモモなんだけど。5回も告りに来てるんだから覚えてよ。」
「コモモちゃん。ここにいたいならカレーを頼んで。頼まないなら帰って。俺同じ事何回も言いたくない人間だから。」
「大谷…。浮気は無いと思うけど…。」
「違うよしつこいのに付きまとわれてるの俺だって嫌だよ虎くんに会って触りたいモフりたい舐めたい入れたいヤリたい!」
「色々とヤバいな。」
「虎生くん花斗くんの事待ってたよ!」
「本当に…?」
「うん!『花が休憩入ったらできるだけ一緒にいたい』って言ってたよ!」
虎くんから会いたいとか何か要求される事がほとんど無い今、これは有難い情報だすぐ行こう。
「委員長。」
「なんだよ。」
「あと何個売れば休憩入れる?」
「じゃー100個売ったら入ってもいいよ。」
「分かった。ありがとう剣くんとその彼女。」
「晶子だよ!」
「お礼にカレー奢ってあげる。」
「お、やった。」
「じゃあこの『ハバネロ入り地獄カレー』がいい!」
「お前大丈夫なの…?あ、俺チキンカレーで。」
頑張ろう。虎くんの為に。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
56 / 76