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クロ、ちょっと気になることがある【3】※R-18
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「うぅ…」
少しずつ自身の中を占めていく存在に、クロは唇を噛み締めた。いつもなら無理矢理されている行為なのに、今回はそうでは無い。自らブラッドを受け入れているのである。クロにとって、その事実がどうしようもなく悔しいものだった。
「あ…っ、おい、全部…はいった…から」
「そうだね。それで?」
「~~っ!あ、う……ッや、んん、くそ…っ」
震える手を前につき、クロは腰を動かし始めた。不規則な水音がクロの思考回路を蕩かしていく。
「い、んっ…は…ぁ……ッあ…んん!」
俯いたまま、ただ腰を動かす。クロはもう自身の気力では、動きを止められなくなっていくことに気づいていなかった。
「こっち向いて」
「っぐ…あ…?!」
突然首が引っ張られる感覚に、クロは前のめりに倒れそうになる。
クロの付けていた首輪から、赤い鎖が伸びていた。ピンと張られた鎖の先には、ブラッドの手がある。どうやらブラッドの魔術によって生み出された鎖のようだった。
「なんだ、もう顔ぐちゃぐちゃになってる。そんなに気持ちいい?」
「か…っ、ぁ…ッ」
クロは思い切り引っ張られた首輪のせいで、呼吸が出来なくなる。さすがに腰を動かすことは出来ない。苦しさに、生理的な涙が零れる。
「顔真っ赤だ。苦しい?止めて欲しい?」
「やっ…め……ッ」
「じゃあ、ご主人様って呼んで」
「ぁ……ご、しゅ……じ、さま…っ」
パッとブラッドが鎖を手放した。クロは酸素を求めて咳き込みながらも息を吸う。
「げほっ…はぁ…は…っんう?!」
息も整わぬうちに、クロは顎を掴まれキスをされる。呼吸をしようと口を開けば、舌が割り込むように入ってきた。
「ん…っう…!は、あ…ぅ……ん…っ」
「ん…」
朦朧としてきた意識の中で、クロはひたすらブラッドのキスを受け止めていた。満足したのか、ブラッドはわざとらしく音をさせながら口を離した。
酷い息切れに頭が働かないクロが、ブラッド身体を預けるように倒れ込む。
「は…っ!はぁ…げほっ…はっ……あ…」
「ふふっ、可愛いね。仕方ないな、俺が動いてあげる」
「あぁ?!い、今…っや、やだ…!ん!んんっ、あ!」
容赦なく襲う衝撃に、クロはブラッドに縋りつくように身体をびくつかせた。ブラッドに腰を掴まれ、逃げることも許されず、どんどん快感が蓄積されていく。
クロの限界はすぐそこまで迫っていた。
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