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無理しないで〔sr君愛され〕2
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hrn.side
今日はわくばんで練習!みかるが新曲を持ってきてくれる日。編曲とかする前にみんなで聞くんだけどさ、これが俺達だけの特権!!
だって編曲する前の原曲なんてみんな聞けないやろ?俺達だけ。みかるが作った曲をそのまま聞けるのは。
俺は早く起きたのでスマホを眺めていた。
“この前のライブの課長さんの曲最高でした!!”
こりゃ嬉しいわぁ。まぁみかるのおかげでもあるからな。たくさんいろいろ教えて貰ったからな!
“これからも課長さんに作って欲しい!!せらみかるの曲より好き!!”
“かちょフジのほうがバントっぽいし、いい曲だった!これからも二人の歌聴きたい!!”
なんやこれ…ひどない?
こいつら何もわかってない。こんな奴らに褒められてもちっとも嬉しない。
こんなのみかるが見たら…いや誰が見たって嫌や。
俺は嫌な予感がよぎっていつもより早くに家を出た。
スタジオにつくと誰かの気配がした。多分みかるだろう。新曲とか持ってくる日は早く来て確認してるから。
「お?みかる早いな」
俺がそう言いながら入ると、みかるは叫びながら倒れた。
「みかる!?」
急いでみかるを起こすと体はすごく熱かった。
目には隈があって、きっと徹夜したんだろうな…こいつ…体、そんな丈夫じゃないのに無理して…
俺は朝のコメントを思い出した。
倒れてまで頑張って曲作ってるやつをあんなふうに言いやがって…
俺はものすごくムカついた。
とりあえずみかるをソファに寝かせ、俺が膝枕する形で眠らせた。
不謹慎かもしれんけど、みかるに膝枕できるのは嬉しいわぁ…
ガチャ
「「「おはよー」」」
ここで三人登場。
「あーっ課長ずるい!!みかるくんに膝枕してる!!!」
残念だったなフジw
まぁ三人揃ったからちょーっと大事な話をするか。
「ゆげぽ、フジ、フルニキ。臨時の第1689回のみかるを守る会始めるで。」
俺達は定期的にみかるを守る会をしている。内容は可愛いエピソードや、みかるを怪しい虫から守る方法を話し合うというもの。
その中で俺達は万が一みかるに聞かれてもいいように、みかるのことを姫と例えて話している。まぁ普段から俺達は姫だと思ってるけどな。
今回は臨時や。
みかるを寝かせ俺達は向かい合った。
俺が朝見たコメントを見る。すると、新たに色々なコメントが増えていた。
その中にはみかるのファンと、傷つけやがってる奴らが喧嘩してるものもあった。
俺はみかるのスマホを開いた。(ロックがかかってないからな。)
するとTwitterの画面が開いてあった。それは俺が今見てる画面と同じで。
「これは一回ちゃんと俺達が注意せな。守ろう、俺達の姫、みかるを。このままだと壊れてまう。」
ゆげぽは拳を固く握りながら俺達に言った。その目は怒りでいっぱいだった。
なにせ、俺達の大事な仲間を…俺達の愛しのみかるを苦しめた。
フルニキもフジも目の色がいつもと変わっていた。
俺達はみかるが眠ってることを確認して、緊急生放送を始めた。
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