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再び唇を重ね、ルナの顔の横で手を握る。
今度は惜しいものの早めに切り上げ、首筋に口づける。
下から上に舐め上げ、耳たぶを食むと、ピクッと体が跳ね、キュッと手に力が入る。
一つ一つの反応が可愛らしく、もっと、もっと、と思う。
下着の上から胸や腹、腰を撫で、ルナの反応を探った。
は、はっ、と息を漏らすものの、声はあげない。
この辺りはあまり感じないのか、開発されていないのか。
そう思って顔を見ると、真っ赤になって、俺が握っていない方の手で口を抑えていた。
「……手、どけろ。」
ルナを見てそう言うが、ふるふると首を振る。
「なぜだ?」
恥ずかしいのか?
聞かれたくない?
「……お、れ……男、だから……」
それが、なんだと言うのだろう。
正直、自分の性欲は無い方だ。
特別誰かを抱きたいだの、溜まっているだのと思ったことは無い。
アリエルとも、求められないのならしたくない。
仕方なく、彼女に合わせているだけにすぎない。
しかし、この男に対してだけは、違った。
彼を抱きたいと思った。
愛でたいと思った。
感じさせたいと思った。
無いに等しいはずの性欲が、今ははっきりと表に出てきている。
ルナの感じる声を聞きたい。
感じる顔を見たい。
こんな気持ちは初めてで、俺自身もよくわからないが、男だからとか、そんなものはどうでもいい。
「……構わない、聞かせろ。」
「っ、でも……はずかし、です……」
この反応は、なかなかくる。
可愛らしいし、喘がせてみたくなる。
「……なら好きにしろ。我慢はするな。男だとわかって、今からことに及ぼうとしているんだ。気にするな。」
時間をかけてでも、喘がせてみせる。
気持ちいい、と言わせてみせる。
1度繋いでいた手を離し、愛撫に専念することにした。
舌で首筋をなぞり、手で胸元を撫でる。
吐息は漏れるから、感じてくれてはいるらしい。
唇で首筋と耳、鎖骨のあたりの愛撫をしながら、手は胸を刺激する。
優しく撫でているうちに、芯を持ち始めた突起に、ランジェリーの上から軽く触れる。
ピクッと体が反応する。
この様子を見ると、胸もきちんと感じるらしい。
ランジェリーを脱がすのは惜しく、捲るだけにして、胸をあらわにした。
ほんのり赤い突起は、白い肌の上ではよく目立つ。
「……あの…あまり、みないで……はずかしい、です……」
そう言われては、見たくなるのが男心だ。
だが、あまりじっと見ているのは可哀想だし、我慢もできない。
ひとまず手を伸ばし、突起に触れた。
相変わらず吐息しか漏らさない。
しかし体の反応で感じているかどうかはわかるので、愛撫を続ける。
転がすように撫で、下から上になぞり、時々弾くように刺激する。
だんだんと漏らす吐息は短くなり、肌が紅潮してきた。
ルナの体が跳ねたり、動いたりすると、シーツも擦れて音が鳴る。
静かな部屋では、それさえ大きく聞こえ、ルナの吐息とともに脳内に響いた。
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