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ヒトと獣と 16
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side ?
その時俺はたまたま中洲の近く、それもかなりの上空を飛んでいた。
河べりで金色のものが日の光を反射して輝いている。
“ アキラ ”
先日からまことしやかに流れている噂。
シリスが天女の初めての男になったと、その後抱き殺しかけて危ういところでトートに止められたらしいという事。
勿論、中洲の連中とは冷戦状態だ。
…これから俺がしようとしている事は均衡を崩し俺は殺されるかもしれない。
だが、もう我慢の限界なのだ。
アレは俺のものだ。
着地した俺は気配を消して後ろから近づいた。
繊首に手を伸ばし、頸動脈を押さえて一瞬血を止める。
タイミングさえ誤らなければ獲物の受ける負担はこれが一番少ない。
あとは足爪で傷つけないように住処へ連れて行くだけ。
俺の腕の中に脱力した身体を預けるアキラ。
最初で最期のチャンスかもしれない。
俺はアキラを掴んで飛翔した。
俺達鳥人の住まい “ ツリーハウス ”
クシュ村に隣接する【原初の森】の大樹の上部に造られた家は翼あるもの以外は出入り出来ない。
階段や梯子などないのだ。
俺はここにアキラを閉じ込めておくつもりだ。
ここから出さず何者の目にもふれさせない。
そのような事が…叶えば良いのに。
俺達と比べてあまりにも細い腕を拘束し衣を引き裂いた。
甘い香りの漂う肌を嘗め回す。
壊してしまわないように注意しながら愛でていく。
あちらこちらに残る鬱血痕は一体誰がつけたのか…
セベク、セテフ、アビス、シリス。
少なくともこの四人は自らの精液《しるし》を注ぎ込んでいる。
そしてジャッカルの愛咬まで付けられて。
カッと頭に血が上る。
アキラの下腹にオイルを垂らしておざなりに蕾を解すといきなり自身を突き込んだ。
意識のないアキラの、形の良い眉を寄せ喘ぐ様を見てますます滾る。
「アキラ…アキラ。」
男を受け入れる間が空いて馴染みにくくなった蜜壺が異物を拒否し男膣《みち》を閉ざす。
それが凌辱者にとっては最高の快感をもたらして、イきそうになる。
アキラの為を考えるならここで一度思いの丈を注ぎ込んで潤いを与えてやるのが良いのだろう。
だが貪欲な屹立は狭いその場所で締めつけを愉しむ事を選ぶ。
抽挿を早め、奥を目指し、蠕動に驚愕して一度目の射精を迎えた。
「う…ああ… 」
もうそれからは止まらなかった。
ガツガツと腰を打ちつけ自らの快楽を追いかけるだけのまぐわい。
抽挿と射精を繰り返しさすがに気だるさを感じて、魅惑の蜜壺から己を引き出した。
今までの交わりで呑み込みきれなかった白濁が身体の下に溢れて溜まりをつくっていたが、閉まり切らない蕾から溢れた新たな白濁がその上に滴り落ちる。
「孕めたらよいのに…」
アキラに飲ませる為に水差しと杯を携えて閨へ戻ると、ぼんやりとしてはいるが覚醒したアキラと目が合う。
「!ホルさん‼︎ 」
心底驚愕しきった声。
俺は水差しから直に水を含むとアキラの柔らかい唇に唇を重ねた。
ゴクリと小さな喉仏が動く。
「どうしてあなたがこんな事…」
余計なお喋りは要らない。
俺はもう一度口づけて、今度は咥内を蹂躙した。
舌を絡め吸う。
嫌々をして逃れようとする獲物は酷く嗜虐心をそそる。
華奢な身体に覆い被さり蕾に鈴口を押し付けてずぶずぶと挿入《いれ》ていく。
「ん!あ… 」
細腰を引きつけ激しい抽挿を開始すると辛そうに喘ぐアキラ。
「やめて、いたいよ、これ取って… 」
ぽろりと涙が頬を伝う。
「どうして…こんな事…するの? 」
嗚咽混じりの弱々しい声。
「僕、にげたり…しない。」
涙に濡れた目が見上げていた。
俺は拘束を解いてやった。
細い、俺が力を加えれば砕けてしまうだろう手首。
少し変色しているか?
「逃げたり…なんかしないのに…僕、
初めて会ったとき…から…この髪の毛に触りたかった… 」
繊指に俺の髪が絡まっていく。
何ともいえない感覚が身体中を駆け巡る。
と、同時に凌辱者の顔が恋人のそれに変わっていく。
『愛しい、アキラ…』
啄ばむような口づけを繰り返し、己の指跡のついた腰から手を離してそっと抱き締める。
アキラの方からも抱きついて来て、二人の身体は密着して絡まりあった。
ガツガツと突き破らんばかりだった抽挿はゆっくりとしたリズムで的確に前立腺を刺激してアキラを善がらせる。
先程迄とは違う涙が溢れ、白蜜をこぼしながらイき続けるアキラに引き摺られて俺も逐情した。
今までとは比べ物にならないほど善い、幸福感の伴った射精を俺は初めて経験した。
余韻を楽しみ、内膣に塗り込むように捏ね回しているとまた猛り出してくる。
これ以上アキラに負担をかけられない。
俺は身を引いてからだを離そうとしたがアキラの足が絡みついてそれを許さない。
「抜いちゃやだ… 」
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