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愛しいひと… 15
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アビスが半ば冗談で口にした言葉は思いもよらない結果をもたらした。
よくて口づけ、多分甘えた謝罪で相殺されるであろう戯れ言が最早このような嬉しい贈り物になって戻って来るとは……
少々苦労して “ それ ”を下帯から引っ張り出して、数回扱くと最早主張を大にして自己申告するアビスの剛直。
アキラはおもむろに顔を寄せるとペロリと舐めた。
「……っ、アキラ……」
アビスから見ると小さな可愛い舌が、最初はおずおずと……次第に積極的に鈴口を刺激する。
滲み出てきた先走りを舐めとりながら、アキラはそれを嚥下している。
“ ドクリ ”
アビスの心の臓がひときわ大きく波打ち、全身が高揚する。
カチカチに滾った剛直が腹につくほどそそり立ち、まだそれを舐め続けようとするアキラがそっと、痛くないように位置を下げた。
いきなり訪れたそれは、天にも昇る心地だった。
……小さい口をいっぱいに開けて “ ぷちゅ ”っと吸い込む。
アキラの生暖かい粘膜に包まれて、さほど強くない吸引にすぐにもイきそうになる。
「ぅ……アキラ……」
咥内にぴったりと収まったアビスの剛直を僅かな隙間で行き来させて、大好きな夫に快感を与えようとする。
これ以上剛直を律動させようとすると喉奥に……ディープ・スロートになってしまうが、窒息を恐れた夫達は開発すらしていない。
それでもアキラはアビスの為に一生懸命首を動かし、ちょうど歯列の位置にキ頭の括れがあってそこを舌で刺激した。
アビスの呼吸が乱れ、その手がアキラの頭に添えられ、知らず知らずのうちに腰が揺れる……
吸って舐める……吸って舐めるをくりかえし、上目遣いでアビスの様子を窺いながらひたすら首を上下させた。
すでに、飲み込む余裕の無い唾液が口角から零れ落ちる。
座り込んだアビスの股座に蹲って奉仕を続けるアキラ。
その咥内の剛直はひときわ膨れ脈動し、今まさに絶頂を迎えつつあった。
「……っ……は、アキラ……ダメだ、離れろ」
アビスの身体が大きく痙攣し、剛直が震えて……爆発した。
咥内から直接喉に注ぎ込まれ、多少噎せたがほぼ全てを飲み込んだアキラは、名残惜しげにキ頭を口に含んでいた。
舌先を鈴口に挿し入れ、最後の一滴まで吸い、啜る……
“ じゅるじゅる ” “ ぺちゃぴちゃ ”
唾液と、白濁と、先走りと。
小さな口のなかで混ざり合ったそれはゆっくりと嚥下されていく。
ようやく顔をあげ、口を離したアキラは、己が唇を、舌でペロリと……舐めて回してアビスを見つめた。
「アキラっ!」
収まりの効かない激情がアビスの身体を駆け巡る。
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