アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
132
-
「や、あっ…ぁあ――ッ」
キスをされながら覆いかぶさってきた有坂に自分のモノを扱かれる。
ズボンも下着もまだ中途半端にずり下げられた状態だが、触れられれば直接的な刺激に一瞬で頭が白んだ。
背筋が弓なりに跳ねてパタパタと床に白濁液が落ちる。
「…まだ触ったばかりだ」
「…っはぁ、は…っ、しょ、しょうがねーだろっ。やっぱり本物にされると全然違うし――」
「本物?」
一人でした時は絶対にもっと持ってたはずだ。
こんなに早くなかった。
俺の言葉に若干不満そうだった有坂が更に眉をひそめる。
「どういうことだ。俺以外に触らせたんじゃないだろうな」
「――はっ!?そ、そんなことあるわけねーだろ」
「なら俺の事を思いながら一人でしていたのか」
率直すぎる言葉にドカッと顔に熱が昇る。
そんなこと頷けるはずがない。
思わず口をパクパクさせて固まっていたら、勝手に察したらしい有坂がクスリと微笑む。
愛しげに細められた瞳にバクリと心臓が音を立てた。
「俺はしていた。お前を想って何度したか分からない」
「――なっ…」
どんな告白だ。
まさかあのクソ真面目な有坂が俺を思って一人でしてたとか、意外過ぎるというかでもちょっと興味ある。
「何もおかしなことじゃないだろう。男の生理現象は当たり前にあることだ」
「そ…そうだけど――」
言いながら抱き上げられて、ベッドに優しく寝かされる。
清潔なシーツの感触と鼻先をくすぐる有坂の匂いに、すぐにとろりとした眠気が襲ってくる。
「結城、可愛い。もっとお前に触れたい」
「ん…いっぱい可愛がって」
言いながら目蓋が落ちていくのを感じる。
ダメだ。
有坂がまだしてない。
そう思いながらも眠気には抗えず、ベッドに意識が沈み込んでいく。
頭の片隅で有坂が小さく笑った気がしたが、どうしてもイッてしまうと眠くなる。
我慢なんかできずにそのまま眠気に身を任せたが、有坂が俺の上に覆いかぶさってきた。
「まだ寝かせない」
「――っあ」
言葉と同時に耳をかぷりと甘く噛まれた。
突然の刺激に意識が浮上する。
そのまま耳の中に舌を捻じ込まれて、濡れた感触にゾクゾクと背筋が震える。
「あ…ッ、も…それやだぁ」
「耳は嫌か?気持ちよさそうだが」
「ん、ん…っ」
与えられる舌の動きに必死に耐えていたが、身体を撫でていた手が再び俺の自身へと落ちていく。
さっきイッたばかりなのに有坂の手に扱かれると、いとも簡単にそれは熱を持ち始めてしまう。
もう片方の手があやすように俺の頬を撫でていたが、不意に指先が俺の唇に触れた。
自然と口を開けると、指先が唇を割って中へと入り込んでくる。
「ん、ん…ふっ」
耳を食まれながら自身を扱かれ、同時に口の中に指を入れられる。
込み上げてくる快感から気を逸らすように、必死に口の中の指を舐めたり緩く噛んだりしてしまう。
「…っ、結城。あまり煽らないでくれ」
唐突に有坂がずるりと指を引き抜く。
ぼんやりとした頭で息を整えていたが、グイと片足を持ち上げられた。
さっきまで俺の口の中に入り込んでいた指が尻を割って後穴に触れて、ハッと忘れていた記憶が蘇ってくる。
「ちょ…っ、有坂。そこは――」
濡れた指が後穴を解すようにぐにぐにと押す。
まるでそこへ入りたがるような指の動きに慌ててしまう。
そこは前にもされたけど、出すことはあっても入れてはいけない場所だ。
この間そこはもう二度としないって言ったのに。
「あっ、あっ、有坂、そこやだ…ッ」
必死にそう訴えたが有坂の目は渇望するように余裕なく俺を凝視していて、その喉がゴクリと上下する。
抵抗しようとした言葉ごと、飲み込むようにキスされた。
「んぅ――ッ」
呼吸を奪われながら、有坂の指も奥深くへと入り込んでくる。
どうしようもない異物感にイヤイヤと顔を振ったが、甘やかすように舌先を吸い上げられながら抜き差しされると頭が痺れてしまう。
「ん、あ…んぅ…ッ」
必死に有坂のキスを受けながら、後穴に感じる違和感に耐える。
最初こそ違和感でしかなかったが、しばらくされているうちにヒクヒクとそこが収縮を始める。
同時に知らない感覚がゾワゾワと身体中を駆け抜けていき、頭の芯が熱くなっていく。
「ああ、すごいな。俺の指を離さないと吸い付いてくる」
「あっ、や…っ、なにこれ…ッ」
「良くなってきたか?しっかり咥え込んで偉いな」
「――ッぁあ」
有坂が熱く息を吐きだしながら、指を増やしてくる。
押し広げるような動きに目を白黒させてしまう。
抵抗しようと目の前の胸を押したが、再びキスで唇を塞がれる。
躊躇なく押し進められていく指が、内壁を探り解すように何度も擦り上げる。
やばい。
身体が熱い。
身体が熱を持つにつれて、違和感でしかなかったそこもどんどん快感を拾い始める。
身体の最奥が疼いて仕方なくなるような感覚は初めてのもので、どうしようもなく背筋が震えた。
「あっ、あッ、有坂、有坂…ッ」
「可愛い。結城、かわいい」
蕩けるように熱を含んだ有坂の声が、俺をどこまでもグズグズにさせていく。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
140 / 275