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「はじめまして。相良廉です。
せっかくのお昼休みなのに協力してもらっちゃってごめんね。でもすごく助かる。
ありがとう。」
丁寧に挨拶してくれた相良さんは少し長くてゆるいパーマがかかった茶髪を風になびかせて微笑んだ。
「っあ、し、のみや晴です。よろしくお願いします。」
見とれてしまっていて挨拶が詰まってしまった。恥ずかしさに目線を下に向けると不思議そうに首を傾けられ変な子だと思われたかもと更に目線は下へと下へといってしまう。
「篠宮くん大丈夫?もうそろそろ始めそうだから説明だけしていいかな?」
お願いします。と答えるとケーブルの捌き方を教えてもらった。
簡単そうに見えて邪魔にならないように動くなんて俺にできるのだろうかと心配になり必至になって言われたことをやる俺をみて大丈夫だよと声をかけてくれた相良さん。
遠くから見ているだけではわからなかった彼の人柄に少し戸惑ってしまう。
とにかく迷惑はかけないようにしようと気持ちを切り替えてケーブルを手に相良さんの横について準備をする。
「そろそろ始めようか!」
監督の掛け声で撮影が開始した。
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