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惑わしの森
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リードは地面に両膝をつき、オマリ――いや、謎の少年に跪く形となった。
息を吹き掛けられた途端、なぜか身体の力が抜けてしまったのだ。
全身が怠く、身体を動かすことは疎か、指一本動かすのも困難に思えた。それこそ息を吸うのさえ力がいるような感じだった。
ダラリと垂れた手からは、剣が音を立て地面に転がる。
しかし意識ははっきりとしており、少年の動きや声はしっかりと認識出来た。
「懐かしいよ、リード…」
少年のくすぐるような囁く声を聞きながら、リードはその胸にもたれ掛かるように身を預けるのだった。それはもちろん、ひどい怠さの所為でもあった。
少年は自分の胸元に頬を埋めるリードの髪の毛を優しくすくように撫でる。
そして…
次にその手をゆっくりとツナギの胸元に滑り込ませたのだった。
「…ッ…」
リードはすぐさま反応し、少年の腕に手をかけ侵入を止めようとしたが、思うように力が入らない。
少年の手は難無くリードの肌を蠢き、目的の場所を探し当てる。
左胸の痣――
「これだね」
少年はニヤリと笑うと、そこを指先で丹念に何度も撫でる。
痣がちょうど胸の突起のすぐ下にあるため、それを知った上で少年は執拗にそこを責める。
「…くっ…ンッ…」
突起はすぐに硬くなり、リードの口からは耐えるような喘ぎが漏れた。
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