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約束は守るよ
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「こうするとさ」
言葉を切った男は、おれの腰を固定し、激しく腰を振るった。
「ぁ……ぁ、………んぁ…、はぁ、んっ………」
激しくピストンされ、おれの身体は、ガクガクと揺さぶられる。
ずるっと半分ほどを引き抜き、動きを止めた男は、べろりと自分の唇を舐め上げた。
「捲れて見えちゃうんだよね…エロい内側が、さ」
捲れた内壁に刺さるのは、男の視線と外気の感触。
内側へと戻ろうとする粘膜は、ペニスを引き摺り込むように蠢いた。
「はっ………マジで、エロっ」
嘲るように嗤う声。
悔しさも、恥ずかしさも、おれの興奮を煽る材料に変わっていく。
「やめ……な、で。もっと………」
縋るように瞳を向ければ、男は、にたりと唇を歪める。
「わかってるって」
ふっと呆れるように息を吐いた男は、椅子に乗せている足の膝裏を通り過ぎる。
壁に手をついた男の腕に、おれの膝が乗る。
片足が、完全に持ち上げられた。
壁と男に挟まれたおれの身体。
潰されるように繰り返される男のピストンに、おれは、どこにも逃げられない。
「ぁっ、………ゃ、深っ………ぁ…」
床につく足も、突き上げられる度に浮き上がり、奥の奥まで侵食される。
「やく、そく………守ん、ないと、ね」
はっはっと獣じみた息遣いの合間に紡がれた男の言葉。
ぼんやりとする意識に、びりっと走った頸の痛み。
男は、意思を持ち、おれの頸に噛みついていた。
おれは、犯されながら、番にされた。
「ぁ、……イっ……ぁあっ…」
身体中を走る堪らない感覚に、おれは、壁に向かい欲を吐き出していた。
「ぁー、出そ………」
おれがイったことなど、お構い無しだ。
ラストスパートをかけるように、男の腰つきが激しくなり、揺すられる身体が壁に擦りつけられる。
ぐぐっと奥へと押し込められた男のペニスが、ビクビクと拍動する。
熱い飛沫が、おれの奥で弾ける。
擦り付けるように腰を蠢かせる男に、薄いゴムが邪魔をする。
「はー………」
疲れたように息を吐いた男は、壁についていた手を離し、ずるりと無造作にペニスを抜き去った。
支えを失ったおれの身体は、重力に従い、床へと落ちる。
鼻先の壁には、先程おれが放った白濁がへばりつき、独特の臭いを醸す。
でも、身体は言うことを聞かず、顔を背けるのが精一杯だった。
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