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嫌だ彩月day
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目が覚めると布団の中に居た。
「んん・・・。」
「起きたか?彩月。」
頬を触ろうとする手を僕は払った。
触っちゃ駄目。
一瞬で目が覚めた。
「どうした?」
「触らないで・・・。」
目には見えない汚い物が僕にベタベタと粘り着く。
それで理緒を汚してしまうのが嫌だ。
「触っちゃ・・・駄目だから・・・。理緒が汚れるから・・・。」
「女将が風呂に入れたから綺麗だ。」
「お風呂に入っても消えないから、僕は汚れたから。」
すると眉間にシワを寄せて僕の腕を掴んだ。
「いっ・・・!理緒!やだ!止めて!」
「彩月が汚れたなら一緒に俺も汚れる。良いか?恋人って言うものはどんな時も一緒なんだ!共に同じで共に一緒に居るから恋人なんだ!」
分からない。
頭はただ『触らないで』だけで何も考えられなかった。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・。」
「彩月!」
顔を上げられる。
「もう良いんだ・・・。俺も汚してくれ・・・。」
悲しそうな目で僕の頬を擦る理緒。
良いんだ。
理緒が望むなら
理緒を汚してしまおう。
共に堕落の底へ落ちよう。
二人だけの空間で
愛し合おう。
優しく抱き締める理緒。
見えない汚れが移って行くのが本能で分かる。
「理緒・・・。」
「喋るな。」
理緒の唇で僕の口を塞がれる。
何度も何度も離れて何度も何度もキスし
て愛し合う堕落の底へ落ちた恋人達。
自分の汚れを移し合いながら理緒を受け入れて行く彩月。
「ん、あっはぁ・・・。」
僕の太股のタトゥーに爪を立ててかじる理緒。
「いたっ!」
血が出てるのが分かる。
足が痙攣する。
「理緒!痛い!」
「あぁ、悪い。」
「もう・・・理緒の好きにして良いよ。」
ーーーーー
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