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出会い。
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(つか18時って結構暗いんだな…)
夕日が雲に隠れ、薄暗い時間帯。
このまま家に帰っても、誰もいない。
そこでふと俺は、寄り道をしてみようと思ってしまう。
これが、最悪の始まりだったというのに__。
「 あ、この公園ジャングルジムなんてあんのか…懐かしい 」
住宅街の、1歩手前らへん。
小さなスペースに、緑がしげる公園があった。
ふと、入ってみる。
「 あれ、こんな時間に下校?それ水波上高校の制服だよね?……誰? 」
暗闇から、声がした。
どこか、聞き覚えのある声で。
「 え…あ、えっと…1年の、清川です。最近生徒会に入りました 」
すると、その人物は「あぁ、君か」なんて言った。
「 俺も生徒会なんだ。よろしく。藤原 真っていいます。
あんま生徒会には顔出せてないけど…理由とか牛沢から聞いてる? 」
「 う、うし…? 」
聞き覚えのない呼び名だった。
「 ん?あぁ…あいつ牛好きだから、牛沢。そう呼んでんの俺くらいだけど 」
「 そうなんですか…はい、聞いてます。軽音部でベースやってるんでしたっけ 」
「 そうそう。清川って…あ、推薦で牛沢に推されてた子か。すごいよね、どんな努力したの?
……あいつに、推薦されるなんて 」
どこか、嫉妬の模様を描いたことば。
「 え、と…とりあえず付けてる指輪とか…外したりとか……ですかね、藤原先輩 」
「 フジでいい 」
公園のベンチに、フジが俺を押し倒す。
「 真面目になったってこと?それだけじゃ牛沢が清川くんを推薦する理由にならない気がするけどな 」
「 それって、どうい__ 」
フジのキスによって、俺の言葉は途切れた。
(今更ですが。フジキヨ入るので地雷な方は逃げて下さいな…)
「 んっ…!?何するんですか…!! 」
フジの左手で、俺の両手をぐっと押えられる。
「 静かにしなよ 」
無理矢理、キスされる。
「 …んっ 」
濃厚で、長い長いキス。
「 きもちヨガってんじゃん…無理矢理されてんのに 」
フジの舌が、俺の歯茎をざりざりと舐める。
「 あ、あっそれいやですっ…ふじっ…… 」
「 お前がかわいいのが悪い 」
俺のアソコを、まさぐるフジ。
当然まだ、貞操帯を装着したままだ。
「 …ぜんっぜん反応してないな…まぁいいや 」
その貞操帯によって、勃起することを許されていないだけなのだが。
カチャカチャと制服のベルトを外し、俺のズボンとパンツをずらす__が。
「 …?何、これ…貞操帯……?こないだ俺が学校でヤってたヤンキーから取り上げたやつじゃん 」
俺を見下ろしたまま、フジはそう言った。
「 …どういうことですか…? 」
「 うーん、なんて言いうか…生徒会長である牛沢が、全体をまとめたり、
結論を出したりする役割で、生徒会長補佐の二星が書類とかの事務系。
そんで俺が…なんて言うか、実行みたいな?
ヤンキーの喧嘩止めたりとか、携帯とかは別に校則違反じゃないから止めないけど、危険物持ってたら没収したりする役割。
行動力あるからーって生徒会に誘われたんだ、昔、牛沢に 」
「 な、なるほど… 」
「 で、その俺が没収した貞操帯を何で清川が付けてるわけ?まさかあのダンボール見つけて、付けちゃったの…? 」
「 ……もうそういうことでいいです…… 」
生徒会長から付けられました。なんて言ったら。
変態だとかって罵られるのは、分かりきっていた。
「 ふうん…?ま、貞操帯付けてんなら下はいじれないな… 」
え。解放、してくれるんじゃないのか。
「 乳首とか…好き? 」
左手で俺の手を抑えたまま、右手で器用に今度はワイシャツをたくし上げる。
そして、右乳首をぎゅっとひねり、ねじられる。
「 アっ! 」
「 好きなんだ…すごい感じてる 」
「 あっ、…下っ……むり、苦しい__ 」
貞操帯によって、勃起することはやはり許されない。射精も、許されない。
「 貞操帯のせいか…確かにちょっと無理があるかなあ 」
そう言って、フジは俺の手を解放した。
(…本当に、されるかと思った…)
先輩の、貞操帯のおかげだった気がする。
「 ま、大体軽音部の部室になってる、音楽準備室に居るから気軽に来てよ 」
それじゃね。
ごつごつとした手を俺の頬に這わせて、フジは夕方の住宅街へと姿を眩ませた。
完全に、姿が見えなくなった頃。
(ちょっと…気持ち良かった……)
生徒会長とは違う、骨太な指。
まだむき出しになっている乳首を、試しに触ってみる。
「 確か、こんな風に…ッアぁ… 」
さっきのフジの手つきを真似して__。
「 っ…何やってんだ俺… 」
こんなんじゃ、ただのビッチじゃねぇか。
気持ち良ければ誰でもいいのかよ。
「 俺は、先輩の方だけ向かなきゃ 」
そう言って、ようやく改めて俺は帰路に着いた__。
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